【令和6年度の学校経営方針について】
- 公開日
- 2024/07/02
- 更新日
- 2024/07/02
校長の経営方針
令和6年度の経営方針について掲載します。
学校運営協議会に提示した今年度経営方針資料は→
https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000005947.html
令和6年度教育計画は→ https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000037037.html
以下は、教育計画「学校経営」部分の抜粋です。
【教育目標】よく学び 思いやりのある行動をする たくましい子
「よく学び」 確かな学力の定着と主体的・意欲的に学習しようとする態度の育成を図る。
「思いやりのある行動をする」 校名・五常(仁・義・礼・智・信)の精神を生かして行動する力を培う。
「たくましい子」 心身の健全な発達を図り、最後までやりぬく気概を養う。
本年度の重点目標と重点課題
【スローガン】 毎日楽しい学校
【めざす学校像】 児童が感動し、児童の期待に応える学校
【学校の使命】 児童が安心して楽しく通える安全な学校づくり
児童の確かな学力の育成、学力の向上
【重点目標】自ら学び、自他を尊重し、仲間と高めあえる子の育成
本校では、素直で真面目に、一生懸命日々の学習活動に取り組み、自らの力を存分に伸ばしている児童が多い。一方、他者を尊重することなく誹謗中傷を行ったり、遊び半分で他者をからかったりしてトラブルになる事案が少なからず発生している。また、未知の場面、困難な場面に出会ったときに、自ら考え行動することを避け、消極的になったり、殻に閉じこもることも多々見られる。
本校の教育の目標は、児童が社会においてより良く生きていくために、主体的、自律的、理性的に行動すること、言い換えると異なる他者と対話しながら、自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、自ら望ましい行動をすることのできる児童を育てることである。
そこで、まず民主主義を基盤に自己と他者を尊重する学校・学級経営をめざす。日々の学習活動においては、教科学力(≒認知能力)を含む児童の総合的な生きる力(≒非認知能力)を高めていく。また、学校での学習と家庭での学習を通して、見通しをつけて主体的・自律的に学ぶ力を習得させる。児童が自信をもって生き、自己と他者を尊重することの大切さを学び、仲間とともに大きく成長していくことを支援する。
本校は、以上のような本校児童の現状、保護者・地域のニーズ、そして枚方市教育大綱の理念を十分に踏まえた学校経営を行う。
「自ら学び」 主体的・自律的に学ぶ力をつける
「自他を尊重し」 自分の考えをきちんと他者に伝えるとともに、他者の考えを尊重する力をつける
「仲間と高めあえる」 仲間とともに、教科学力(≒認知能力)を含む児童の総合的な生きる力(≒非認知能力)をつける
参考)文部省中学・高校社会科教科書 民主主義 〈1948〜53〉「はしがき」から抜粋
民主主義の根本は、全ての人間を個人として尊厳な価値を持つ者として取り扱うとする心である。従って民主主義は極めて幅の広い奥行きの深いものであり、人生のあらゆる方面で実現されていかなければならないものである。民主主義は、家庭の中にもあり、村や町にもある。それは、政治の原理であると同時に、経済の原理であり、教育の精神であり、社会の全般に行きわたっていくべき人間の共同生活の根本のあり方である。
しかし、民主主義は約束だからというのでしかたなしに歩かせられる道であってはならない。それは、自分から進んでその道を歩こうとする人々に対してのみ開かれた道であり、その人たちの努力次第で、必ず繁栄と建設とに導く道である。
全ての日本国民が、ことに、全ての少年少女諸君が、この本を読んで民主主義の理解を深められることを切望する。そうして、納得の行ったところ、自分で実行できるところを、直ちに生活の中に取り入れて行っていただきたい。なぜならば、民主主義は、人間の生活の中に実現された民主主義のみが、本当の民主主義なのだからである。