学校日記

【23日月曜 沖縄慰霊の日の沖縄料理】

公開日
2025/06/23
更新日
2025/06/23

給食を食べよう!

本日の沖縄慰霊の日にちなんで、給食に沖縄料理が出ています。

おきなわそば。クファジューシー。

これは豚肉のお出汁の炊き込みごはんのことです。

今日はクファジューシーの「具」をごはんに混ぜて食べます。

紫イモチップスの紫芋は、沖縄でも栽培されていますよ。


昨年したスピーチを、今年バージョンに変えて記載しています。

今日お子様がお家に帰ったら、沖縄の戦争の話と沖縄料理について、

どうぞお話しください。

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沖縄では、80年前のアメリカとの戦争が終わった日、6月23日を「慰霊の日」としています。

慰霊とは、戦争で亡くなった人々のことを思い、心を寄せる、と言うことです。


ここ数年、ウクライナとロシアの戦争のこと、

イスラエルとパレスチナの戦闘のことが、

そして昨日は、アメリカがイランに爆撃機で攻撃をしたことが、

テレビのニュースなどたくさん出ていますね。とても恐ろしいことです。

でも、自分に関係ない、どこか遠くの国のことと思っていませんか。

実は、80年前、この日本という国は、外国と戦争をしていました。

相手は、アメリカ、イギリスや中国などです。


中でも沖縄での戦いは、とてもひどいものでした。

沖縄の戦いでは、数ヶ月のうちに亡くなった人が20万人を超えました。

20万人と言われても、あまりピンと来ませんね。

枚方市はおよそ40万人の人々が住んでいます。

例えて言うと、たった数ヶ月の戦いで、

枚方市の住民の半分がいなくなった。

これくらいの大きさの話です。

大好きな友だちや家族が、急にいなくなるなんてとても悲しいことですね。


沖縄の戦争では、大人だけではなく、

子どもたちもたくさん戦場に駆り出され、

犠牲になり、亡くなりました。

本当に、本当に、大変なことだったのです。

このように、大きな戦いのあった沖繩では、

6月23日は平和を願う、特別な日になっています。

昔の日本は、このような悲惨な経験して、

2度と戦争をしない、と固く誓ったのです。


最後に。沖繩の悲しみは80年前で終わってはいません。

実は、今も悲しみ、苦しんでいる人たちがたくさんいます。

戦争の時に子どもだった人が、まだおじいちゃん、

おばあちゃんでまだまだ生きています。

その子どもや、孫、家族がいます。

沖縄は、今もなお、悲しみを抱えているのです。

今日、6月23日は、日本中が沖繩に思いを寄せる日にしたいですね。