「はがき新聞」とは、その名の通りはがきサイズやそれより少し大きなサイズの新聞形式の原稿用紙を使った作文のことです。

　今年度、香陽小は「自分の考えを他者に表現するための読む力の向上」というテーマのもと、国語科の授業研究に取り組んでいます。また、全国学力・学習状況調査の自校採点結果からわかる本校の傾向・課題から、「書くこと」を推進するため、月に一度、テーマ作文を書く取組や並行読書の取組を実施しています。それらの取組に加え、新たなものとして「はがき新聞」に挑戦しています。

　「はがき新聞」は、コンパクトなサイズで文字数も少ないので取り組みやすく、文章だけでなくイラストや図などを入れて自由につくれるので、子どもたちの「書く力」や「表現力」を育むことに有効です。

　公益財団法人理想教育財団が原稿用紙の助成や普及活動をしていることから、原稿用紙の助成をいただき、早速、６年生が取り組んでみました。書くことが苦手な子どもからは「たくさん書かなくていいのが、うれしい。」、たくさん書きたいことがある子どもからは「何を一番書きたいか、自分で考えないといけない。」という声が聞かれます。それが、この「はがき新聞」の良さではないでしょうか。一年を通して実施し、子どもたちの「書く力」の向上をめざしていきたいと考えています。