【4年生 国語】「こわれた千の楽器」音読を通して広がる、心のハーモニー
- 公開日
- 2025/04/17
- 更新日
- 2025/04/17
学校の様子
今、4年生の国語では「こわれた千の楽器」という物語の音読に取り組んでいます。
壊れて音の出なくなった楽器たちが、ある指揮者の登場によって再び美しい音を奏でるようになる――そんな物語を、子どもたちは音読を通して味わっています。
担任の上江先生は、教材研究をしっかり行い単元を丁寧にデザインしています。
教科書をつなげた全文シートを活用し、「どう読む」のか音読の工夫を書き込ませています。
各グループで「読む場面」と「担当」を選ぶ「選択肢」を子どもたちに与え、学びを【自己決定】させています。
この物語を音読することで、子どもたちはただ言葉を読むだけでなく、
◆「壊れていた楽器たち」と「子どもたち自身」を重ねてみる
◆登場人物の気持ちを声に乗せて表現する
◆音楽がもたらす希望やつながりを感じ取る
といった、深い読み取りや感情の共有を自然に経験しています。
ぜひご家庭でも、子どもたちの音読に耳を傾けてみてください。
一文一文に気持ちを込めて読む姿は、大人の心にも響くものがあります。
「その読み方、気持ちがこもってたね」と声をかけてあげるだけで、子どもたちはさらに自信を持って読み進めることができます。
音読は、読み手と聞き手が一緒に物語の世界に入り込む、かけがえのない時間です。
壊れた楽器が再び音を奏でたように、子どもたちの心も言葉を通して響き合っています。