１１月１日（金）から３０日（土）までの３０日間、大阪府では自転車マナーアップ強化月間の取組が実施されます。
大阪府内では、自転車の交通事故による重傷者数が増加しており（８月末段階）、あわせて、過去５年累計で見ると、全交通事故死者・重傷者数のうち、自転車乗用中の交通事故死者・重傷者数が最も多く、全体の35.7％を占めていて、全国と比較して約1.5倍高い状況にあります。自転車事故の特徴として、年齢別では、負傷者は15歳から19歳の若年層が多く、死者及び重傷者は高齢者が多いという特徴があります。また、自転車乗用中死者の損傷主要部位は頭部が約６割を占め、ヘルメットをつけていない場合の致死率は着用時と比較して約1.9倍高いという状況にありますが、全国のヘルメット着用率調査の結果では、大阪府の着用率は僅か5.5パーセントで、未だ低い状況です。また、１１月１日には、自転車の「ながらスマホの禁止」が道路交通法に直接規定され罰則が強化されるなどが含まれる改正道路交通法が施行されます。このような状況を踏まえ、全ての自転車利用者に対し、交通ルール遵守の徹底を促し、ヘルメット着用促進に向けた取組を更に推進していく必要があることからこの強化月間が設けられます。本校生徒も、自転車の使用について、「自分は大丈夫」という根拠のない自信など未熟な部分で、まだまだ心配な現状が見られます。自分の身は自分で守る心がけを常にもつよう、各ご家庭でもご指導いただけましたら幸いです。