枚方市立桜丘小学校

今日の授業のようす(5年)

 今日の4時間目に体育館に行ってみると5年生が体育の授業をしていました。
 まずは先生の周りにみんなが集まって何やら話をしています。
 先生が「今この動作はどこの筋肉を伸ばしているかわかる?」とストレッチをしながら子ども達に尋ねます。「ここや。」「ここ、ここ」と子ども達は自分たちもストレッチしながら体の部位を指さしています。
 「そうそう、こうやって準備運動でストレッチをしているけど、どこを伸ばすための動作か考えながらやろう。」というお話をすると、子ども達は何度もうなづき、角度を変えながらストレッチも工夫していました。
 今日はマット運動です。
 いくつかマットを準備していざ実技が始まります。
 私も体育を教える際はなるべく子ども達にたくさんの回数を実技させるように工夫していました。小学校の体育の授業では、教える先生もついさっきまで別の教科を教室で教えていなければならないことから、「準備体操→準備→説明→実技→片付け」を1時間の中で行わなければなりません。
 子ども達に実技(経験)をたくさん・・・と思いますが、それにはしっかりと技のポイントの指導や安全に練習できるように安全指導もしっかりと時間をかけて行わなくてはならず・・・というジレンマに陥ることが多かったです。
 今日の5年生は準備運動が終わると、子ども達が協力して素早く準備をしました。さっと整列して、先生は技のポイント、安全管理のための動線確認を子ども達としました。
 そして次に「うまくできないなと思う人は、iPadでお友達に撮影してもらってどこが違うのかを自分で確認するのもいいですし、NHK for school(教育番組のオンデマンド配信が観られます)でポイントをおさらいしてからでもいいです。」と先生が言いました。
 いざ子ども達が動き始めるのを見ていると、何度も挑戦している子、できない子へアドバイスをしている子、友達に動画を撮影してもらって改善点について話し込む子、オンデマンドの動画で基礎的なポイントの確認をする子など一人ひとりが取り組みを進めています。そしてこの活動ですごいなと思ったのは「一人ひとりが自分でどう学ぶか選択している」ことです。最終の目当てに向かってどの過程で進んでいくのかをある程度子ども達に任せることで子ども達は「自立した学習者」となります。この経験は今後、何かを学ぶときに「待ち」ではなく、「自ら進む」学習ができるようになる大切なことだと思います。
 5年生の子ども達はしっかりと「自立した」学習を進めていました。


【学校の様子】 2024-05-10 12:31 up!

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