枚方市立桜丘小学校

インターネット上での発言について

 6年生の国語の授業で「インターネットの投稿を読み比べてみよう」という単元があります。
 この単元では複数ある意見文を読み比べる中で「読み手」に対する工夫を見つけ、それを分析することで自分が「書き手」となった際に気をつけたいことなどを学ぶことが主眼となっています。
 今日は6年生が、いつもは先生からの連絡事項を確認するために活用している「Google classroom」の掲示板機能を使って、実際にお題に沿って書き込みをしていました。
 お題自体は「夏休みの宿題について」でした。
 私が6年生の担任をしていた頃はスマホはまだ世に登場すらしておらず、子どもたちがインターネットを使って掲示板に書き込みすること自体がハードルが高く、あまり想定していなかったと思います。
 しかし、今は小学生でもスマホの所持率は高くなって来ており、その使い方の指導は学校、家庭で急務となっています。
 さて、実際の子どもたちの書き込み具合を見ていると「〇〇だと思います。」や「〇〇さんの意見に賛成です。」など相手の気持ちを考えた投稿が目立ちました。ただこれは、「自分の名前を公表」して、「担任の先生が見ている」という状況での投稿です。実際のインターネット上での掲示板等では「匿名」「自分を知る人はいない」という状況下で同じように振る舞えるでしょうか。
 この授業の終わりに、子どもたちに振り返りをしました。
 ロイロノートを使って提出された振り返りを見ていると、多くの子どもが「相手がどう感じるかを考えて投稿すると気持ちよく話し合いができる」「意見を出し合い、議論するには、あいづちも大事だと感じた」など、現実での話し合いと同じく、インターネット上でも「相手を思いやる気持ち」が「読み手に自分の考えを伝える」際に重要であると気づいていました。
 顔をあわせてだろうと、インターネット上で顔が見られない状況だろうと、自分の意見を相手に正しく受け取ってもらうには、自分が相手を大事に思うことが大切ですね。


【学校の様子】 2024-07-16 13:39 up!

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