枚方市立杉中学校

1学期終業式(7月19日)

(校長式辞抜粋)
・・・学校教育目標「じりつ・共生・チャレンジ」についてです。
 皆さんには、この目標がすっかりなじんでいるものと思っていますし、授業でもこれらの観点で「ねらい」が示されたり、授業内容を振り返ったりする場面も多くあることも承知しています。
 ところでこの「じりつ・共生・チャレンジ」ですが、これらの力は教科のテストのようには点数化できない、見えにくい力、いわゆる非認知能力といわれるもので、我々がよりよく生きていくうえで、とても大切な力と言われています。
 私は、様々な場面で皆さんが「じりつ・共生・チャレンジ」する姿を数多く見ていますし、それらの力が確実に伸びてきていると評価していますが、一方で、そういった状況を「見える化」して、より多くの人と共有できないかとも考えていました。そこで、皆さんの意識や実感で測ってみることにしました。それが、先日皆さんにタブレットで回答してもらった杉中プライドセルフチェックのアンケートです。
 
 少し思いかえしてみてください。
 アンケートは、「じりつ・共生・チャレンジ」の三つの観点で、具体的な行動について、1よくあてはまる、2まああてはまる、3あまりあてはまらない、4全くあてはまらない、の4つから、自分の意識や実感で選ぶものでした。
 詳しい結果と分析は、2学期に報告するとして、今日は簡単に、全体的な結果についてお話しします。
 まず、「じりつ・共生・チャレンジ」どの力も、約80%以上の人が、「よくあてはまる」・「まああてはまる」と肯定的に回答していました。これは皆さんと共有したい成果の一つです。さらに3つの力の結果を比較すると、杉中学校全体の回答にある傾向が現れました。ここで質問です。この3つの中で、「よくあてはまる」の回答が1番多かったものはどれだと思いますか。「じりつ」の力でしょうか、「共生」の力でしょうか。または、「チャレンジ」の力でしょうか。少し考えてみてください。

 結果は、「共生」の力でした。「じりつ」「チャレンジ」では、全体の約3割程度が「良くあてはまる」と回答していたことに対して、「共生」の力については約5割近くの人が「よくあてはまる」と回答していました。
 ちなみに「共生」についての質問は2つあり、その内容は、1「相手に対して自分から声をかけるなど、積極的にかかわることができるか」、2「相手に困っていることを伝え、その困っていることを一緒に考えてもらうことができるか」でした。
 もちろん、どの力も高くなることをめざしたいのですが、1学期の終了にあたって、「共に生きる」の「共生」が高かったことは、正直、私は嬉しい気持ちです。
 これは、日常の学校生活や授業で「わからない、教えて!」と声を掛け合える仲間との関わりや、1,2年生は校外学習、3年生は修学旅行といった学校行事などで、しっかりと人間関係づくり・絆づくりが進められた結果だろうと私は考えています。間違いなく、この杉中学校の「強み」となるでしょう。
 このことも含めて、他の力についても詳しく分析し、皆さんが頑張っている姿、成長している姿をしっかりと発信していきたいと思っています。


【学校の様子】 2024-07-19 09:58 up!

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