最新更新日:2024/07/11
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自律 探求 友愛 協調 質実 剛健 〜ともに学び、夢をもって未来を切り拓く、たくましい生徒を育てる〜

1月7日(金)3学期始業式 8:30

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 3学期の始業式を放送で行いました。

〇校長あいさつ
 新年あけましておめでとうございます。2022年 令和4年 新しい年を迎えました。この冬休み期間中は、全国的にも冷え込み、雪が降るなど、例年に比べ、寒い冬休みとなりましたが、充実した日々を送ることができたでしょうか。今朝、久しぶりに皆さんが元気に登校し、あいさつを交わしている姿を見ると、ほっとした半面、これから3学期が始まるという引き締まった気持ちを持ちました。

 今日は、年の初めにあたり、皆さんに「人生の節目」というテーマでお話をしたいと思います。
 毎年、新しい年を迎えると、今年は、こんな年にしてみたいなどの抱負を考えたりすることがあります。皆さんにとって、今年は、どんな年にしたいですか。人間は思った通りの存在になると言われています。自分の心の中に常に願うものがあると、知らない間に行動が変わり、そこに向けて努力をしているものらしいです。常に願い続けることが大切ですので、紙などに書いて何度も見返すのもいいかもしれません。

 さて、招提中学校にとっても今年は、記念すべき年になります。創立50周年です。50年と言っても今ここにいる皆さんにとっては、なかなか意識できにくいと思いますが、招提中の50年の歴史を毎日見てきた人が身近におられます。
 皆さんが毎朝、登校してくる時に学校近くの交差点で旗などを振って、小学生や中学生などが安全に登校できるようにサポートしてくれている安全監視員の女性の方がおられます。この方には、招提中が創立した頃から、学校を見守っていただいています。先日、50年間の様子について、お話を聞きましたが、外から見ていても、今、学校に活気があり前向きに取り組んでいるのか、また、何か問題などがあり、日々戦っているのかなど、学校の様子はよくわかるそうです。また、他にも地域や保護者の方からも学校外での皆さんの様子などを教えていただくことがよくあります。
皆さんは、あまり意識しないかもしれませんが、このように多くの地域や保護者の方などに学校をサポートしていただいていることを意識してほしいと思います。

 節目と言えば、来週の月曜日の成人の日に招提中の体育館で、成人祭「はたちのつどい」が行われます。皆さんの先輩などが多く来られると思います。今までは、20歳からが大人の始まりだと言われてきましたが、今年の4月から18歳が成人になります。その分、皆さんにとっても大人としての責任が問われる時期が少し早くなります。

 皆さんにとっては、今まで節目の式などは、あったでしょうか。入学式や卒業式の他にも10歳の頃に2分の1成人式というものはありませんでしたか。2分の1成人式は、今から約40年前の1980年頃に兵庫県西宮市の小学校の先生が、4年生の担任をした際、高学年への門出に「感動」「親への感謝」「将来の夢」などをテーマに考案されたという話があります。
 
 では、今の皆さんにとって、節目となる式はあるでしょうか。あるんですね。「立志式」という式で、漢字では、立つという字に、志という字を加えて、式を入れます。2、3年生に皆さんには、昨年の始業式でも紹介しましたが、14〜15歳で行う式です。
今からはるか昔の奈良時代では、15歳前後が大人になる時期で「元服の儀」と言われていました。今の成人式にあたります。明治時代になると、成人は20歳という考え方が広まったそうです。いつ、始まったのかは、不明とのことですが、今でも、栃木 石川 愛媛 熊本 宮崎の多くの中学校では、学校の行事として行われているそうです。
参加者は、将来の決意や目標などを明らかにしたり、両親や周りの人に感謝することで、大人になる自覚を深めるそうで、漢字一文字や熟語で表現したり、自分の思いを発表したり、決意文やメッセージとして、まとめるそうです。

 しかし、立志式だけでなく、15歳という年齢は、社会に出ていくためのターニングポイントになっていた時期がありました。
 日本が高度成長期と言われた1954年〜1973年ごろで、人々の生活がどんどんよくなっていった時代です。テレビ、冷蔵庫、洗濯機など、今では多くの家庭にあるものが、当時は、憧れの品で、このようなものを手にいれるために一生懸命働いた時代でした。そのために、社会全体でも働き手が必要で、中学を卒業すると、15歳で多くの人が就職をしていきました。集団就職といって、汽車に乗って、地方から都市部に出たり、15歳で生活が一変することになりました。15歳の働き手は、社会でも貴重な存在でしたので、金の卵と言われた時代でした。

 このように、時代によって、社会に出ていく年齢などに違いはありましたが、15歳は自立するための一つの節目の時期だと言えます。

 歳を重ねることが、大人になることではなく、人生の節目を意識して生きることが、大きな成長につながると思います。
 年の初めのこの時期に、もう一度、自分の生き方を見つめなおして、まずは、今すぐできることを始めてほしいと思います。

 まだまだ、新型コロナウイルス感染症について、気が抜けない状態が続いています。マスクの着用、手洗い、消毒、換気、ソーシャルディスタンスの確保など、できることを確実に行い、自分の体調の変化などに気を配ってほしいと思います。
3年生は、これからがテスト本番に向けての大切な時期になり、2か月後には卒業式を迎えます。まずは、体調を整え、日々、できることを継続させてほしいと思います。
 短い3学期になりますが、毎日を大切にして過ごしてください。
 これで今日の話を終わります。

〇生徒指導主事あいさつ
・生活リズムを取り戻し、しっかりとした学校生活を送れるようにしましょう。
・冬休みに困ったこととかあった人は、先生に申し出るようにしてください。
・学習だけでなく、体調にも十分気を付けて残りの日々を過ごすようにしてください。
・去年の反省や振り返りを活かして、楽しい学校生活が過ごせるように頑張りましょう。
・周りの人への気配りをしながら、今年1年を充実したものにしてください。
・手洗い、うがい、マスクなどの感染症対策は今年も継続していきましょう。
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