最新更新日:2024/11/26 | |
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今日は8月6日
今日は、76年前、広島に原爆が投下された日です。昨年の8月7日の1学期終業式での校長からの話です。少し長くて申し訳ありませんが、ご一読ください。
今から75年前、1945年8月6日、アメリカ軍が人類史上初めて、日本の広島市で原子爆弾による核攻撃を実行しました。 爆弾は、現在、原爆ドームとなっている建物の上空約500〜600メートルの地点で炸裂しました。その時、爆風や大量の熱戦・放射線を浴びて即死した人たちや、家やビルが崩れ、閉じ込められたまま焼死した人々が数多くいました。爆発地点の近くを通過していた電車が燃え上がり、そのまま遺体を乗せて、しばらく走り続け、つり革を手で持った姿勢のまま死んだ乗客や、運転台で運転の姿勢のまま亡くなった女性運転士もいたと記録に残っています。 この核攻撃により9万人から16万人がその年に死亡したと言われています。 皆さんはこれまで、広島の平和記念日を夏休みの1日として過ごしてきましたが、こうして揃っている時に、担任の先生とともに平和の大切さ、命の大切さについて少し考えてみてください。 原爆が投下された後、充分な検証結果も出されていない時点からいろんな噂が流れ、放射能に被爆された方々は、病気がうつるとデマが流れるなど、様々な差別を受けることがありました。 差別や偏見はいけないことだということは誰もが知っています。しかし起こってしまいます。 2009年、新型インフルエンザが流行した時には、感染が報告された高校生に対する中傷とともに、その学校の制服を着て歩くと暴言をあびせられるということが起こりました。2011年の東日本大震災では、福島第1原発の事故のために、福島県に対する偏見や噂が流れ、今も苦しんでいる方々がいます。 今までに経験したことのないものへの恐怖や、そのために起こる混乱は、人の心に多くの不安やストレスを起こします。その心に、偏見と差別を生み出す気持ちが付け込むのです。 今年、多くの誹謗中傷や差別を、皆さんも見たり聞いたりしましたね。そう、新型コロナウィルスです。感染した人の個人情報がネットやSNSで拡散されたり、不安をあおるフェイクニュースが流れたり、感染クラスターが報道されたところへの落書きや暴言だったり、医療活動に従事した方々を排除したり、様々な誹謗中傷と差別が横行しています。 冷静になると、それがどんなに人の心を傷つけることか知っていても、悲しいことですが、恐怖に勝てず攻撃することで自分を安心させる人たちがいる現実を我々はこの数か月間見てきました。 じゃあ私たちはどうすればいいのでしょう。 誰でも、未知への恐怖に向き合ったとき、不安から差別や偏見を生み出してしまう弱い心が動き出す、その弱い心は自分にもあるんだということを忘れないでください。その上で、恐怖と向き合いながら、自分が差別や偏見を生み出していないか、いつも振り返るようにしてください。 あわせて、ネットを中心に情報のあふれているいま、何が正しいのか何がフェイクなのかをしっかり考え、正確でない情報を、簡単に流出、拡散していないだろうかいつも意識して、人として正しい行動を心がけてください。 大阪府警察本部より
夏休みの時期は子どもたち同士で出かけることも多くなりがちです。子どもたちが犯罪に遭わないよう、『安まちアプリ』なども活用し、安全に過ごすよう心がけましょう。
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