学校日記

6年生を送る会

公開日
2025/03/07
更新日
2025/03/07

学校の様子

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今日は、卒業式に出席する5年生とは別に、1年生〜4年生が6年生に感謝とお祝いの気持ちを伝える大切な会の日です。

このイベントを初めて経験される私の人生の大先輩、業務支援員の井村さんの感想をご紹介して、校長のイベントレポートとさせていただきます。


春は別れと出会いの季節と言う。私が勤務する小学校で3月7日に1年生から4年生の在校生が卒業式を目前に控えた『6年生を送る会』を挙行した。会場の前面に並んだ6年生全員に対面し在校生が学年ごとに贈る言葉に添え合唱とアクションで感謝を表現し先輩達を送り出したのだ。

先生方に交じってこの場に臨んだ私はプログラムが進むに連れ心が熱くなり感動が込み上げてきた。年齢のせいかちょっとした悲喜こもごもにも感動し、涙もろさを自認する私だがこんな感動は久しぶりだった。演劇や決まりきった大人の式次第から受ける感動とは全く異種の感動と言えるかも知れない。


後輩ちびっこ児童達が発する言葉や歌とジェスチャー、“ごそつぎょうおめでとうございます”、“学校でいろんなことを教えてもらったよ、タブレットの使い方、折り紙や縄跳びや遊び、6年生の皆さんありがとう”の斉唱に心を打たれない大人はいない。集団登校の時には先輩に守ってもらいありがとうと後輩たちが口をそろえる。1年生からは心を込めて作った花模様のネックレスを一人一人首にかけてあげ、感謝を表すのだ。

熱いものをこらえきれなくなった私はそっと流れるものを隠した。個性豊かな児童達はそれぞれバラエテイーに富んで素晴らしい。その根底にちびっ子達の素直な心、しぐさ、発する言葉、率直な表現があるからに違いない。締めくくりの“ありがとう”の歌の斉唱はいやがうえにも指導に携わった先生方のこころを揺さぶったに違いない。指導された先生の熱意も伝わる。そして私の目は感動でうるんだ。


数日後には5年生が6年生を送り出す卒業式が先生方は勿論父兄や来賓の方々のご臨席の下に行うという。桜が咲く4月には大きなランドセルを背負ったちびっこ1年生との出会いが待っている。私は久しぶりに別れと出会いを楽しむことになる。幸せなのは言うまでもない。