【2日土曜 煙突山から桜を愛で、平和を願う】
- 公開日
- 2022/04/02
- 更新日
- 2022/04/02
校長のおはなし
五常校区コミュニティと枚方市人権室が共催する桜まつりに、教頭先生とお邪魔しました。昨年よりも出かけやすいようで、本校児童のご家族を多くお見かけしました。煙突山(妙見山)は、このあたりで一番標高が高く、素晴らしい景色を堪能できます。
枚方市人権室資料によると、戦時中、この付近には大規模な兵器製造所がありました(湿った火薬を乾燥させ、砲弾などに充填する作業)。 戦後、朝鮮戦争特需での兵器工場再開の動きがあった際には、地域住民が市と議会を巻き込んで大きな運動を展開し、政府は再開を断念しました。その後この周辺は、日本住宅公団(現UR)により香里団地として開発されたのはご存知の通りです。
妙見山の煙突は撤去を免れ、枚方市民の不戦と平和の象徴になっています。配水池として管理されているこの地は、年に2回、春はお花見の時期に公開されます。このあたりに住んでいても、あれは何の煙突?という方が多いと聞きました。戦争と平和の歴史を考えることのできる貴重な資源が、校区内に存在しています。