学校日記

【9日火曜 児童集会 6月は大地震の話をします】

公開日
2025/06/10
更新日
2025/06/10

校長のおはなし

少し長いですが、全文書き起こしでお届けします。

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6月の児童集会は、地震の話をしますね。

なぜかというと、皆さんはまだ小さくて覚えていないかもしれないけれど、 7年前の6月18日、大阪北部で大きな地震があったからです。

その地震で、多くの家が壊れ、6人の方が亡くなりました。

そのうち一人は、小学4年生でした。

朝8時に地震が起きて、学校に行く途中でした。


地震は珍しいことじゃなく、これまで何度も何度も起こっています。

だから、今日は、大地震があった時に、どうやって、

みんなが一緒に生き残るのか、という話をしたいと思います。


古い話だけれど、校長先生が体験した中で、一番大きな地震は、

阪神淡路大震災 神戸、西宮、芦屋などが特にひどかった。

ちょうど30年前で、先生がまだ随分と若かった頃。

でもはっきりと覚えています。

起こったのは、朝の5時46分。

この地震で6000人以上が亡くなっています。

家が潰れて、下敷きになった人が多い。

まだ生きているのかもしれない所に火事が襲ってきました。

大変な悲劇です。

大阪の近くで起こった地震だから、

家族、親戚、知り合いが亡くなったという人が、まわりに多かった。

先生が住んでいた家は、壊れて住めなくなりました。


14年前、東北、東日本で起こった地震。

みんなは生まれていないけれど、東日本大震災は、知っていると思います。

死者行方不明者合わせて2万2千人。

これは津波で流されて、亡くなった人が多かった。


9年前は九州の熊本 震度7の大地震が2回おこった。

この地震で五十人がなくなりました。


7年前の6月18日 さっき言った大阪北部の震度6の大地震が、

まさにこの枚方で起こったわけです。


そして、「去年」のお正月、覚えていると思うけれど、

石川県の能登で大きな地震が起こりました。

お正月の1/1ですよ。地震は、時と場所を選んでくれない。


残念なことだけれども、地震を防ぐことはできません。

だから、大きな地震が、またこの大阪で、枚方で、

今この瞬間、いつ起きてもおかしくない。

しかも、消防や警察、すぐに助けは来れない。


先生たちは、みんなが無事であるように全力を尽くすけれど、

まずは、一人ひとりが、自分が生きのびること、

つまり、自分で自分の身を守ること、

そして、まわりの人と助け合うことで、生き残るしかない。

どうするか。生き残るためには、準備をすることが大事なんです。


1月前、5月10日 土曜授業で、地震避難訓練をしましたね。

1年生に聞きたい。教室で大地震だっ!てなったら、どうする?

(1年生から、「机の下にかくれる〜っ!」)

そうだね、まずは、机の下にかくれること。もしも、机がなかったら?

ランドセルでも良い、教科書でも良い、それもなければ、手でも良い。

頭を守ってしゃがもう。そうして生きのびることです。

まわりで助けてあおうと言ったよね。そのための準備は何?

そう、いつまわりの友だちと仲良くしておくことです。


準備が大事。地震から逃げる練習を真面目にしっかり

頑張ろうと先生たちが言っているのは、こういう意味なんです。


最後に、今日のお願いしたいこと。

今日お家に帰ったら、校長先生が地震の話をしたよと、お家の人に話をしてください。

今日は、真剣に聞いてくれてありがとう。

これで校長先生のお話を終わります。