苦手でもいいです。本気でやりましょう!
- 公開日
- 2024/09/26
- 更新日
- 2024/09/26
学校の様子
今日は運動会の練習を3学年分見学しました。
まずは2年生。
先生がステージで見本を見せながらみんなで練習しています。
1組と2組で交互におどってお互いのダンスを見合います。印象的なのは笑顔と身振り手振りの大きさ。全身で表現しようとする姿勢が伝わります。子どもたちからは「楽しい〜」との声が。休憩時間も音楽をかけるとあちこちでおどり出していました。
担任の先生が、「今は楽しく踊れてるやろ。これから細かいところとかキレキレにしていくとか、もっと楽しくなるで〜。でもそれには頑張らなあかんところも出てくるで。先生も頑張ってるけど、よー間違うやろ。でも、誰もそのこと責めたりしーひんやろ、大丈夫。」と声かけしていました。その通りですね。楽しいからがんばる。がんばるから楽しいんですよね。
さて次は3年生です。
グループごとに動きをずらすダンスの練習をしていました。
なかなかタイミングが難しい中、子どもたちは華麗なポーズを決めています。
先生はマイクを持ち、時には動きの説明をしながら、時にはアカペラで歌いながら、時には踊りながら、子どもたちを指導しています。すごいです。
いよいよ本時の最後のダンスというところで先生は「苦手でもいいです。本気でやりましょう!」と子どもたちに声をかけていました。本当にそうですね。できなくてもいいですよ。チャレンジしましょう、自分のペースで。
最後は4年生です。
これまでの2学年とは違い、先生は前にいません。
子どもたちはいくつものグループに分かれて、iPadを囲んでワイワイしています。
何をしているのかと先生に聞いてみると、「教えるのやめました!」と笑顔で回答が・・・
「この運動会でおどるダンスをいくつかのパートに分けて、子どもがグループに分かれてどこかのパートをマスターする。自分のマスターした担当パートをみんなで教え合うことで完成させようと思っています!」とのこと。
なるほど、子どもは自ら進んで学びに向かう(グループで自習)、教師はそれを見守りつつ(それぞれのグループを回る)、個別に声かけしたり(学び方のアドバイス)、学びの環境整備(iPadに事前に動画を送っておく)に徹する。そんな形の学びです。
子どもたち一人ひとりが自分のペースで、自分のやり方で、友達と協働しながら学んでいく。いいですね!
運動会の練習においても、各学年で子どもたちの発達段階に応じた指導を心がけながら、楽しく練習に参加できるように工夫していきたいと思います。