道具との付き合い方を考えよう
- 公開日
- 2024/12/18
- 更新日
- 2024/12/18
学校の様子
今日の1時間目の休み時間に情報教育担当の先生がたくさんのiPadを抱えて廊下を歩いていました。
どうしたのか尋ねると、これから3年生の教室でiPadの整理整頓の授業をするとのことだったので見学しました。
まずはiPadの扱い方について先生が一つ一つ確認していきます。
iPadは学習に使う目的で子どもたちに貸与されている文房具です。目的以外の使い方をしていませんか?と問いかけていました。自分のiPadの写真を開いてみましょう。学習とは関係ないデータはありませんか?と続きます。では年末も近いのでiPadの中身も整理整頓、不必要な画像データはもちろん、以前に授業などで使ったが今は不要になったデータも消去しましょうと先生が言うと、みんな自分のiPadを見ながら考えています。
「先生、これ、授業で使った写真やけど、思い出あるし置いときたいねん」と質問している子がいました。「もちろんいいですよ。勉強に関係ないデータは消して欲しいですが、それ以外は残す残さないは自分で判断していいですよ。自分がもういらないなと思えば消してください。」と先生が答えていました。
これはとても大切なことだと思います。子どもたちはこれから、与えられたiPadの扱い方について「毎回、先生に一つひとつ教えてもらい、指示されて」作業するのではなく、「自分で判断して」適切な扱いを行うようになっていって欲しいです。それは何もiPadの扱い方のみに限らず、例えば通学カバンは何を使うか、文房具はどのようなものを選ぶか、学校での服装はどのようなものが適切かなど、生活していく上での様々なことにも言えることではないでしょうか。
全ての道具は使用目的があります。その目的を材料にして使い方を「自分で判断」する。
道具との上手は付き合い方を子どもたちは今日も学んでいます。