本日は午後に枚方市教育委員会の児童生徒課の方が訪問され、子どもたちの様子について見学してくださいました。

　桜丘小学校の主に生活指導にかかる取組の状況について、子どもたちの様子を実際に見て、それから校長、児童生徒支援コーディネーターを交えて、ヒアリングを行うという流れでした。

　教育委員会の指導主事の方からは子どもたちの学習の様子、学習環境についてたくさんほめていただきました。

　また、今日は「ステップルーム」についても見学していただきました。

　ステップルームとは、さまざまな理由により教室へ入ることが困難な児童が学習支援を受けたり、安心して過ごすことのできるようにと設置した校内支援ルームです。

　今、現在、全国的に不登校児童生徒数は増加しておることはさまざまな調査からも明らかとなってきております。そのことについてさまざまな議論が交わされているところでありますが、桜丘小学校としましては子どもの一人ひとりの「今の気持ち」を大事に、「〇〇でなければならない」という固定観念にとらわれることなく、「安心できる居場所」を提供できるように取組を進めています。そういった取組を進めている学校は着実に増えていますし、社会的にも「居場所の選択」を積極的に認めていこうという流れもできてきていると感じます。

　「学校に行かない、教室へ行かない」ことが「誰ともコミュニケートしない」ことへとならないように、社会的な繋がりを第一に大切にしていく指導が必要な時もあると思っています。

　人的な補助や研修会など、大阪府教育庁や枚方市教育委員会のご協力をいただきつつ、保護者の皆様、地域の皆様などのご理解を得て、今日も子どもたちは自分らしく、安心して学校生活を送っています。