学校日記

8月5日水曜日 平和への願い

公開日
2026/08/05
更新日
2026/08/05

学校の様子

夏らしい暑い日が続いています。

明日は、広島へ、9日は長崎へ原爆が投下されて81年となります。


日本は、日本国憲法のもとで、戦後80年以上も二度と戦争の惨禍を繰り返さないと平和主義を貫いてきました。

今の複雑な国際情勢の中であっても、戦後の原点を忘れることなく、平和な日本や世界をつくり守り発展させていくことの重要性が、今ほど問われている時はありません。

前にもお知らせしましたが、殿山第二小学校の廊下の壁には、6年生の卒業制作で、「日本国憲法前文」が今でも飾ってあります。本当にすごいことだと思います。

戦後、文部省(当時)が、中学校の社会科の教科書として発行した「あたらしい憲法のはなし」では、次のように書かれています。

「今度の憲法は、第1条から第103条まであります。そうしてその他に前書きがいちばんはじめにつけてあります。これを「前文」といいます。この前文には、だれがこの憲法をつくったかということや、どんな考えでこの憲法の規則ができているかということなどが記させれています。・・・つまりこの憲法は、この前文に記されたような考え方からできたものですから、前文にある考え方と、ちがったふうに考えてはならないということです。この考え方というのはなんでしょう。一番大事な考えが3つあります。「民衆主義」と「国際平和主義」と「主権在民」です。」


 6年生は、1学期に日本国憲法を授業で学び、秋の修学旅行に向けても、平和学習を進めています。他の学年でも、平和で安全安心な学校生活を送るために、争いごとがあっても、話し合いで仲良く解決したり、相手のことをきちんと考えて行動できるようになったりしようと、一人ひとりが大切にされる人間関係づくりや人権教育、道徳教育を進めています。


 この原爆投下については、米ソ等の大国の思惑から、評価が分かれてはいます。ただ、当時の国際情勢の中では、原子爆弾を使用するという一般国民へのいわゆる「無差別攻撃」は、戦時国際法違反としても問題視されています。そして、当時の日本政府も「無差別性、残虐性を有する本件爆弾を使用するは、人類文化に対する新たな罪悪なり」「非人道的兵器の使用を放棄すべきことを厳重に要求す」とアメリカに抗議しています。

一方、アメリカ等には、原爆投下が、戦争を終わらせ、結果として多くの人の命を救った、原爆が日本の植民地支配から解放した」という考え方もあります。

日本は、唯一の被爆国でありながら、「核の傘」という状況にも置かれているのも現実です。


いずれにしても、そんな中でも、核兵器廃絶に向けた運動として、被団協がノーベル平和賞を受賞しました。また、核兵器禁止条約が世界で100ほどの国と地域が締結署名しています。

 今、目の前にいる子どもたちが、平和の担い手として育ち、平和な日本を守り発展させていって欲しいと願わずにはいられません。もちろん、戦争や争いごとのない社会をつくり発展させ、次代を担う子どもたちへ未来を託すのは、我々大人の大きな責任でもあります。


毎年8月の原爆投下の日に、平和への思いや願いを込めて、少し綴ってみました。長くなり申し訳ございませんでした。