学校日記

本日の児童朝会

公開日
2023/10/11
更新日
2023/10/11

学校の様子

おはようございます

まず始めに、
今世界では、戦争や争いごとによって、多くの人の命が奪われています。

今日、10月11日(水)ですが、3日ほど前から、イスラエルという地中海に面する中東の国が、
イスラム主義組織ハマスという武装組織の突然の攻撃を受け、
多くの死傷者が出ています。
皆さんのような子どもたちも犠牲になっていると聞いています。
私たち大人はもちろんのこと、これからの未来を創り出す皆さんが、平和な世界を創り出す担い手になってほしいと思います。

後から6年生からも、平和についてのお話があります。


最近朝晩とても涼しくなりました。
体調を崩さないように、上着などで体温調節してください。

運動会の練習も始まりました。
気温は下がってきましたが、空気が乾燥していたり、運動した後は水分が失われていたりするので、水分をしっかりとるようにしましょう。

今日は「もったいない」「MOTTAINAI」というお話をします。
「もったいない」という言葉を世界に広めたのは、
2011年に71歳でなくなられた、アフリカ人女性、
ワンガリ・マータイさんです。
マータイさんは政治家で、ケニア出身のアフリカ人女性として、
初めてノーベル平和賞を受賞しました。
アフリカ大陸全土で、荒れ果てた大地に3千本以上の木を植えた、
環境保護活動家であるとともに、
アフリカにおける、女性の社会的地位向上に尽くしました。
2005年に彼女が来日した際、
日本語の「もったいない」の言葉の意味に大変感銘を受け、
広めたいと思ったそうです。
「もったいない」とは、例えば、まだ役にたつのに捨ててしまったり、
使わずにそのままにしたりするなど、物が無駄になっている状態に
それを戒める意味で使われることが多くなっています。
マータイさんが、世界各国の言葉を調べたところ、
「もったいない」のように、
自然や物に対する敬意、愛などの意思(リスペクト)が
込められていうような言葉がみつかりませんでした。
このように、みなさんの身近な言葉、「もったいない」という言葉は
大変素晴らしい意味を持った言葉なのです。

リスペクト(尊敬)の概念を一語で表している
「もったいない」の言葉と、意味を知ったマータイさんは、
この言葉を、世界共通の言葉として広めるべく、
「もったいない運動」を推進しました。
私たちの身の回りには、物があふれ、
電気やガス、水道、トイレットペーパーなどが
当たり前のように使える環境にあります。
当たり前のことが当たり前なのか、
この機会に、私たちの生活スタイルを見直してみましょう。
これからも、物を大切にする気持ち「もったいない」を進めていきましょう。