交北小学校の毎日

本校の校内研究のテーマ

公開日
2021/06/10
更新日
2021/06/10

学校の様子

今年度本校は「深みと広がりのある表現を目指した言語活動」〜「聞きたい・話したい」と言える児童の育成〜という校内研究のテーマを掲げ、取り組んでいます。
日常の自分のことを話す、他の人の話を聞くという「話す・聞く」を基本として、子どもたちの力の育成を目指しております。
今回は6年生の国語の授業を例として本校の取組の紹介をさせていただきます。
本日から新しい単元である「風切るつばさ」(木村裕一 作・黒田征太郎 絵)に入りました。

【授業のめあて】
1.物語のあらすじをつかもう。2.感想を伝え合い、学習課題を立てよう
(授業の流れ)
1.今までの学習をふり返り、単元の見通しを持つ。
「これまでに読んだ物語の中で、人物同士の関係が心に残っているお話は何でしょうか。」(話す・聞く)
「今日から学習する単元では、人物と人物の関係を手がかりにして、登場人物の心情や心情の変化について考えていきましょう。」(話す・聞く)
2.物語を通読し、物語の構成とあらすじを確かめる。
「今日から学習する『風切るつばさ』では、どんな登場人物が出てくるでしょうか。人物どうしの関係に注目しながら聞きましょう。」(教師による範読)(聞く)
「キツネが二回出てきますが、一回目のキツネの事件の後、犯人扱いされたクルルは、自分のつばさの音をどんな風に感じていたかな。二回目の時は、どんな風に感じていたかな。」(話す・聞く)
「物語を通して、クルルの気持ちはどのように変化したでしょう。簡単に線で表してみましょう。」(心情曲線)
「クルルの心情の変化に、大きく関わっているのは誰でしょう。」(話す・聞く)
3.初発の感想を交流し、学習課題を立てる。
「感想と、詳しく知りたいこと・疑問に思ったことを短い文で、簡単に書きましょう。(話す・聞く)」
「ペアで感想や疑問点を伝え合いましょう。」(話す・聞く)
「場面ごとに、疑問点を発表してください。」(話す・聞く)
4.ふり返る
今日出てきた疑問点のいずれかに関して、今の自分なりの考えを書きましょう。
という授業の流れで『話す・聞く』を繰り返し行い、自然に子どもたちの『話す・聞く』の力を育成できるように研究をしております。