香陽小 学校日記

9月10日(水)平和について考えよう

公開日
2025/09/10
更新日
2025/09/10

学校の様子

 修学旅行で広島に行く6年生以外の学年も、この時期に平和学習を行っています。それぞれの学年に応じた題材などを用意し、工夫をしています。

 2年生の担任が「毎年、同じようなことしているなと思うかもしれないけれど、心が成長しているから、感じ方も変わっていくはずだよ。」と、子どもたちに伝えている姿に、本当にその通りだなあと思わずうなずいてしまいました。

 「火垂るの墓」の原作者である野坂昭如さんが2006年に子どもたちに次のような言葉を遺しています。


 「君たちの生まれる前、戦争があった。たくさんの人が死んだ。

 そして、日本はもう二度と戦争をしないと決めた。

 だが今、戦争を迎え入れつつある。いつ戦争に巻き込まれてもおかしくない状態なのだ。

 君たちは、これをどう考えるか。

  (中略)

 戦争中、そして、戦後、餓えて死ぬ人を何人も見た。

 戦争は嫌だ。戦争を決してしてはいけない。

 君たちに同じ思いをさせたくない。

 君たちが大人になる頃、戦争を経験したぼくたちは、もういないだろう。

 この本を読んで、戦争を考えてください。

 戦争について喋り合って下さい。喋り合うことが大事です。

 そして、ここに書かれなかった戦争の真実を、君たちの力で自分のものにしてください。」


 まずは、今、知る努力をしてみよう。去年より今年。今年より来年。小学校6年間でたくさんのことを知り、考えることができるのではないでしょうか。