今週、高学年の委員会活動の後期活動の報告を行いました。

　「学校の課題に気付いて、考えて、行動する」をテーマに委員会でも活動しました。中低学年は、このような活動にあまり気付いていないため、お兄ちゃんお姉ちゃんの活動を知ることで、高学年のかっこよさを感じたことでしょう。

　今年度は、特別活動の学級活動を全学年校内で公開しました。学級を安心して経営するためには、毎時間の授業で教師が中心となり生活指導面と学習面を育むことになります。その中でも、特別活動は、特に、集団づくりに特化した授業といってもいいかもしれません。ですから、目的をもって遊ぶこともあります。ただし、遊びっぱなしではありません。遊びながらその課題を見つけて、また、改善します。

　例えば、ドッジボールをクラスでしたとしましょう。すると必ず、一部の児童が「ボールが怖いからやりたいくない。」と言ってきます。そういう時に「苦手な人も得意な人も遊べる」にはどうしたら良いのかを考えます。当然、話し合いの時間が長くなることもあります。ですが、合意形成してみんなで遊べることを見つけることが特別活動とも言えます。

　子ども達が大人になった社会で、どんな人もが受け入れられる場が少しでもあると、それだけで人は安心して暮らすことができます。

　この活動が、学校を動かす委員会活動に、地域を動かす自治活動につながればと思います。