5年生 家庭科「きき出汁」の授業
- 公開日
- 2024/11/26
- 更新日
- 2024/11/26
5年生
栄養教諭の木田先生と家庭科専科で教務主任の光野先生2人のチームティーチングで、子どもたちは、「出汁(だし)」について勉強しました。
カツオ、昆布、煮干しの出汁を味見して比べる「ききダシ」を行いましたが、子どもたちからは、「薄い」や「おいしくない」の感想が出ていました。
はてな?それは、どうしてでしょうか。
主に、昆布にはグルタミン酸、煮干しやカツオ節には、イノシン酸、いわゆるアミノ酸が含まれますが、これらが合わせることで、うま味が相乗的に増幅される「うま味の相乗効果」が生まれるそうです。
なるほど。出汁だけ飲んでも薄く感じたり、おいしいと思わなかったりするのは、相乗効果が起こらなかったためかもしれません。
ちなみに、出汁のうま味がアミノ酸であることを最初に発見したのは、日本人科学者の池田菊苗博士です。100年以上前の発見ですが、現在でも、グルタミン酸の「味の素」は、うま味調味料として有名です。この発見は、「甘味・塩味・酸味・苦味」に続く、第5の基本味「うま味」として世界に認識されるきっかけとなりました。