館内には、子どもにお馴染みのクレヨンができるまでの展示がありました。
クレヨンは、通常、ろうを主成分としており、柔らかくて手軽に塗れる特徴があります。色が鮮やかで、滑らかな線を描くことができます。
他方、学校では、クレ「パス」を使うことがありますが、クレヨンよりも、油分を含む成分が多く、固めで、ややこってりとした仕上がりになります。
使用感は、クレヨンは、軽い力で塗っても色が出やすく、紙の上を滑らせる感覚が特徴で、クレパスはよりしっかりとした描き心地で、質感にこだわった絵画やアート作品に使われることが多く、クレヨンよりも色の重なりやブレンドがしやすい点が特徴です。

ちなみに、「クレパス」はサクラクレパスの登録商標です。クレパスは、クレヨンの定着性の良さ、パステルの混色のしやすさ、これらの特長を兼ね備えた描画材料なので「クレヨン」の「クレ」、「パステル」の「パス」をとって「クレパス」と命名されたそうです。