学校日記

1月9日(火) 始業式です

公開日
2024/01/09
更新日
2024/01/09

一中の様子

(始業式での校長のお話) 
「皆さん、おはようございます。」
あらためまして、新年、あけましておめでとうございます。

まずはじめに、1月1日石川県能登地方を中心とした大地震が発生し、お亡くなりになられた方々へ哀悼の意を表するとともに、被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
 今回の地震は、1月1日の元旦に発生しました。地震はいつ発生するかはわかりません。これまでにも、平成30年6月18日に発生した大阪北部地震、同年9月6日に発生した北海道胆振東部地震、平成28年4月14日に発生した熊本地震、平成23年3月11日に発生した東日本大震災、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災など、大きな地震について、その際・その後の様子を、報道を通じてなどで見たり、聞いたりしてきました。そのたびに、沈痛な思いになったり、今後の備えについて考えたりしてきているところです。特に、大阪北部地震においては、皆さん当時小学生で、多くの人は集団登校時に発生したもので、落下物のない場所などを探して避難することを、地震後に考えたりしたことでしょう。今回は屋内に居て揺れを感じた人が多かったのではないかと思います。咄嗟に、落下物を避ける場所への移動や態勢をとれましたでしょうか。揺れ方、大きさによっては、大きな冷蔵庫が移動してくることもあり得ます。また、避難する場合に行く避難所はどこかなどを知っておき、冷静に、素早く行動することが大切です。身を守る行動を心掛けましょう。

さて、令和6年が始まり17日間あった冬休みもあっという間でした。中学校においては3学期の始まりですが、新しい年の始まりに、皆さん心新たな気持ちで登校していることと思います。校長先生は、「3学期の始業式には全員元気に登校してくれる」ことを皆さんにお願いしました。今朝正門で、笑顔で「おはようございます」と挨拶をしてくれている皆さんを見て、大変うれしく、校長先生も寒さを忘れ、皆さんの温かい気持ちをもらいました。そして年が明け、皆さんも一つ年齢を重ねることになりますが、特に3年生の皆さんは、この3月で義務教育が終了という、人生にとって大きな節目の一つを経験することになります。また、3年生の皆さんに校長先生がこのようにお話する機会も、卒業式を除けば最後となります。また、3年生の皆さんは進路選択という大切な時期を迎えています。受験の苦しさ・不安が出てきているのではないでしょうか。苦しさ・不安は、学年・学級全員で「進路をみんなで実現する」という気持ちを持ち、協力して学年・学級の雰囲気を作り上げることで解消され、進路を実現させる大きな力になります。3年生は、「十五の春を笑顔で迎える」という気持ちで体調に十分注意して努力を続け、次の進路、夢を実現してくれることを心から祈っています。

1・2年生の皆さんも、体調を万全にし、この3学期は次の学年へのステップとなるよう、有意義に過ごしましょう。
2年生の皆さんは、5月に住友生命保険相互会社京阪支社の方々にお越しいただき、コミュニケーションスキル講習会を開催、7月にプレゼンテーション技法講習会にて、PLUG&PLAY Japan株式会社の安藤さんをお招きして、たくさんのアドバイスをいただきました。また、総合的な学習の時間で、ある町の“町おこし”や滋賀県のMLGsについて課題解決案を考え、内容を発表していました。2年生の皆さんは班ごとに考え、しっかりとした発表を行ってきました。その成果を発揮する舞台として、7社の企業の方々にお越ししただくキャリアアッププロジェクトを準備しています。是非トライしてもらい、自由な発想、積極的な発信を期待しています。
1年生の皆さんも、校外学習先の“町おこし”を班で考え、資料や発表を分担して行っていました。参観させてもらった学級では、校長先生がいきなり質問したこともありましたが、しっかりと回答してくれました。
3年生の皆さんを含め、どの学年でも取組の中で行っていたのですが、班で課題について考え、意見を交流し、考えをまとめて発表することで、課題解決に向けての提案ができていました。発表や質問に対して回答するためには、内容を理解しておかないといけません。それを皆さんは班の仲間と取り組めていました。このことを学習に応用できれば、いろいろな教科の内容もきっと理解でき、皆さんの力になってきます。気を付けて欲しいことがあります。例えば、何かの応用問題について答えを教えてあげるときに、答えだけを伝えて終わりにすることはやめて欲しいです。できれば、解答できた自分自身の考えの導線に沿って、聞いている人が解答までたどり着けるよう説明するなどして欲しいです。これからも班での取組・学習を大切にしてください。

今日は、年の初めということで、皆さんのこれからの人生において少しでも役に立ってほしいお話をしました。これからの皆さんに期待しています。