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「考える力」が低下、AIを正しく使おう6
- 公開日
- 2026/08/13
- 更新日
- 2026/08/13
校長より
AIは、正しく使えば、学習を大きく助けてくれる便利な道具です。しかし、鉛筆を持っただけで『書く力』が身につくわけではないのと同じように、AIを使えば『考える力』が育つというわけでもありません。むしろ、使い方を間違えれば、その力を奪ってしまうことが研究で示されています。
甘利先生(記事3)がおっしゃるように、「考える過程に苦しみがあるからこそ、楽しみに到達できる」のです。みなさんにも「考え抜くこと」の先にある達成感を、ぜひ経験してほしいと思います。
ご家庭でも、ぜひAIとの付き合い方について話し合っていただければ幸いです。
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「考える力」が低下、AIを正しく使おう5
- 公開日
- 2026/08/13
- 更新日
- 2026/08/13
校長より
AIの使い方
「〇正しい使い方」と「 × 避けたい使い方」
・宿題・課題
〇自分で解いてから、答え合わせや解説を求める。
×問題文をそのままAIに入れて答えを写す。
・作文や感想文
〇自分で下書きを書いた後、表現や構成の助言をもらう。
×AIに全文を書かせる。
・ 調べ学習
〇AIの回答について、本や信頼できる資料で確かめる。
×AIの回答をそのままコピーして使う。
・分からない問題
〇「ヒントをください」「考え方を教えてください」と聞く。
×「正解を教えて」と聞く。
・ 英語学習
〇自分で訳した後、間違いを指摘してもらう。
×翻訳をAIに丸投げする。
・考える姿勢
〇苦しくても考え抜き、AIは「壁打ち相手」として使う。
×すぐに答えを求め、粘らずに諦める。
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「考える力」が低下、AIを正しく使おう4
- 公開日
- 2026/08/13
- 更新日
- 2026/08/13
校長より
ご家庭でも次の点にご留意ください。
① 「答え」をAIに求めない
まずは自分の頭で考える時間を大切に。この「苦しむ時間」が粘り強さを育てます。
② 自分の考えを書いてから、AIに相談する
先に下書きを作り、その後にAIへ助言を求める順番に。「AIを先に使う」と、脳の働きが鈍る恐れがあります(MIT研究)。
③ 手を動かす習慣を大切に
手書き、辞書、読書といった「時間のかかる作業」が、思考力の土台をつくります。
④ AIの答えを鵜呑みにしない
AIも間違えることがあります。「ホンマかな?」と確かめる姿勢を忘れずに。
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「考える力」が低下、AIを正しく使おう3
- 公開日
- 2026/08/13
- 更新日
- 2026/08/13
校長より
<専門家からのAIを使うときのアドバイス>
〇言語脳科学者・酒井邦嘉 東京大教授
「紙の本を読んで想像力を広げ、自らの手で文章を書くことこそ、真の『生成』。AIが作るものは既存のものを組み合わせた『合成』に過ぎない」
〇数理工学者・甘利俊一氏(深層学習研究の世界的権威)
「AIに頼りすぎ、自ら考え判断する力を失えば、人類の家畜化につながる」「考える過程に苦しみがあるからこそ、楽しみに到達できる」
<夏期研修について>
本校では、この夏休み中の研修で「Gem(ジェム)」の活用について学びました。Gemとは、Google社の生成AI「Gemini」に、あらかじめ役割や答え方のルールを設定して作れるカスタムAIアシスタントです。
研修を通じて確認したのは、「生徒にChatGPTやGeminiをそのまま使わせると、『答えそのもの』を受け取ってしまい、考える力の低下につながる」ということです。
そこで今後、「答えを教えない」「ヒントと問い返しで導く」「考えることを止めさせない」といったルールを組み込んだGem(授業用AI)の試行を行っていきたいと思っています。現時点では、全教職員がすぐに同じ水準で使えるわけではありません。まずは一部の授業で試みながら、校内で共有していければと考えています。
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「考える力」が低下、AIを正しく使おう2
- 公開日
- 2026/08/13
- 更新日
- 2026/08/13
校長より
また、8月5日の記事でも、最近の研究によりAIが学習に与える影響が明らかになったことが紹介されていました。
◆ 米カーネギーメロン大学・英オックスフォード大学の研究(今年4月報告)
オンラインで約1,000人の成人を集め、「AIあり」グループと「AIなし」グループにランダムに分けて、算数や文章読解のテストを実施。
<結果> 「AIあり」グループでは、
・前半(AI補助あり)は、正答率が高かった。
・後半(AI取り上げ後)は、「AIなし」グループよりも正答率が低下。
・分からない問題に直面したとき、「解かずに飛ばして諦める割合」が約2倍に増加。
・約6割が、ヒントや説明ではなく「正解そのもの」を求める傾向を示した。
筆頭著者のグレース・リュウ氏は
「AIの便利さが、自力で考え抜く機会を減らし、粘り強さや問題解決力を損なう可能性がある」
と警告しています。
◆ 米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究(2025年6月公開)
生成AIを使って小論文を書いたグループは、使わなかったグループと比べて脳の活動度が低下したことが脳波の計測で明らかになりました。
さらに深刻だったのは、「最初にAIを使った人は、その後に自分の頭だけで書くようになっても、脳活動や意欲、集中力が停滞したまま復活しなかった」という点です。
「初期段階で何を使って考えるか」がとても大切だということです。
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「考える力」が低下、AIを正しく使おう1
- 公開日
- 2026/08/13
- 更新日
- 2026/08/13
校長より
1学期に授業を見学していて気になっていたことについて、夏休み中の新聞記事(毎日新聞)でも取り上げられていたので、紹介します。
結論として皆さんに伝えたいのは、AIを便利な道具として活用しながらも、
「まず自分の頭で考えることが大切」
ということです。
『指導を個別最適化 思考低下懸念も』(7月22日)の記事では、ある大手の塾では、AIを用いて膨大なデータから一人ひとりに最適な演習問題を提案するシステムで効果を上げている。
一方で、「生徒の批判的思考力の低下」が大きな懸念となっており、イギリスでは、教員の3人に2人が「対話型生成AIの普及で生徒の批判的思考力が低下している」と実感しているとの内容でした。
認知科学者で慶應義塾大学名誉教授の今井むつみ氏は、「自分で仮説を立てて行動し、たくさんの失敗経験を積むことで、『学び方を学ぶ』教育が、より大切になってくるのでは」と述べています。
このことは、本校が目指す「自立した学習者」に通じます。
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(再掲)夏休みコンテスト
- 公開日
- 2026/08/07
- 更新日
- 2026/08/07
一中の様子
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8月7日 学校閉庁日
- 公開日
- 2026/08/07
- 更新日
- 2026/08/07
一中の様子
8月9日から8月15日までを学校閉庁日としています。
期間中の対応等については、右側の配布文書欄に掲載しておりますので、ご参照ください。
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【8月7日】禁野小学校へ
- 公開日
- 2026/08/07
- 更新日
- 2026/08/07
一中の様子
昨日、禁野小学校へ式典用のシートを搬入しました。
このシートは、禁野小学校の新校舎完成に伴う式典で使用するものです。搬入作業の際には、クラブ活動に参加していた女子バドミントン部とバレーボール部の生徒の皆さんが、体育館から運搬車への積み込みを快く、また、積極的に手伝ってくれました。
重いシートを一緒に運んでくれたおかげで、作業はとてもスムーズに進みました。生徒の皆さんの協力的な姿勢に、見ていて大変うれしい気持ちになりました。
協力してくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました。新校舎の完成をお祝いする式典がには、吹奏楽部も参加します。思い出に残る素晴らしいものになることを願っています。
+3
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【8月7日】ひらスタの様子
- 公開日
- 2026/08/07
- 更新日
- 2026/08/07
一中の様子
昨日、9時から、本校図書館において「ひらスタ」による学習会が行われました。
参加した生徒たちは、夏休みの課題やそれぞれが持参した学習内容に取り組み、友達と教え合ったり、一人で集中して学習したりするなど、熱心に学ぶ姿が見られました。分からないところを相談しながら学習を進めるなど、互いに高め合う有意義な時間となりました。
夏休みも中盤を迎えています。夏休みの宿題を計画的に進めることはもちろん、自分の目標に向けた自主学習にも積極的に取り組み、充実した夏休みを過ごしてほしいと思います。生徒の皆さん、一日一日を大切にしながら、有意義な時間を過ごしましょう。
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8月6日 平和への願い
- 公開日
- 2026/08/06
- 更新日
- 2026/08/06
校長より
8月6日は広島市に、8月9日は長崎市に原子爆弾が投下された日で、今年で81年を迎えます。
広島市と長崎市では、原爆死没者の慰霊と平和を祈念する式典が行われ、また、8月15日は終戦記念日で全国戦没者追悼式が行われます。
現在、中央図書館一階の平和資料室では特別展「紛争下の小さな瞳たち」が開催されいます。パレスチナやウクライナなど世界各地の紛争地で暮らす子どもたちの現状が写真パネルで紹介されており、遠い国の出来事を通して、平和について考える機会となっています。
私たちは戦争を体験していない世代ですが、平和な日常が多くの尊い命の犠牲の上に成り立っていることを忘れてはなりません。戦争や原爆の悲惨さ、そして平和の尊さについて考える日にしてほしいと思います。
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8月6日 交通安全について
- 公開日
- 2026/08/06
- 更新日
- 2026/08/06
一中の様子
地域の方から、1学期中や夏休み中の登下校についてご連絡をいただきました。
朝や夕方の交通量が多い時間帯に、一部の生徒が横断歩道のない場所を横断しており危険であるとのことでした(緑色矢印)。特に、朝日や夕日が差し込む時間帯は、運転手から歩行者が見えにくくなる場合があります。
交通事故から自分の命を守るためにも、道路を横断するときは学校近くの横断歩道を利用し、左右の安全を十分に確認して渡るようにしてください。また、中学生は地域の小学生にとって身近なお手本となる存在です。自分自身の安全を守るだけでなく、小学生に正しい交通ルールを示してほしいと思います。
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8月5日 スマホ時間と学力の関係
- 公開日
- 2026/08/05
- 更新日
- 2026/08/05
校長より
全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。そして、気になる記事がありましたので紹介します。
記事によると、SNSや動画を視聴する時間が長い児童生徒ほど、各教科の正答率が低い傾向が見られたとのことです。これは今回初めて指摘されたことではなく、これまでも同様の傾向が報告されています。
スマートフォンやタブレットは、学習や情報収集に役立つ便利な道具です。しかし、目的もなく長時間見続けてしまうと、学習時間や睡眠時間に影響を及ぼすことがあります。大切なのは、「使わないこと」ではなく、使う時間や目的を意識することです。
https://mainichi.jp/articles/20260803/k00/00m/100/171000c
東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授らが仙台市の小中学生数万人を対象に行った大規模な追跡調査では、次のような衝撃的なデータが明らかになっています。
◯脳の発達が止まる危険性
スマホやSNSを長時間を長時間利用している子どもは、脳の白質の発達が停滞・遅延することが脳画像解析で確認されています。
◯勉強時間帳消し現象「毎日しっかり勉強している子」であっても、スマホや動画視聴の時間が長くなると、「全く勉強していないがスマホを使わない子」よりもテストの成績が低くなるという傾向がみられました。
特に夏休みは生活リズムが崩れやすい時期です。ご家庭でもSNSや動画の利用時間について親子で話し合い、上手に活用してほしいと思います。学習や読書、運動、家族との会話とのバランスを大切にしながら、充実した夏休みを過ごしてください。
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8月4日 禁野小学校新校舎
- 公開日
- 2026/08/04
- 更新日
- 2026/08/04
校長より
広報ひらかた8月号では、禁野小学校の新校舎が特集されています。
私自身、このプロジェクトに4年間関わってきたこともあり、いよいよ新校舎が完成し、移転を迎える今、大変感慨深く思っています。昨日も用事があって学校を訪れましたが、校内では旧校舎から新校舎への引っ越し作業が進められていました。多くの教職員や関係者の皆さんが、子どもたちを迎える準備に汗を流している姿が印象的でした。
2学期から始まる新しい学校生活が、子どもたちにとって実り多いものになることを願っています。
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8月3日 小倉夏のフェスティバル
- 公開日
- 2026/08/03
- 更新日
- 2026/08/03
校長より
先週の土曜日、小倉校区コミュニティ協議会主催の「小倉 夏のフェスティバル」にご招待いただき、参加してきました。地域の一大行事ということもあり、中司衆議院議員、伏見市長、大地市議会議長をはじめ、多くの来賓の皆さまが出席され、会場は大変な賑わいでした。
この日のために、地域の方が4月から準備を進めてこられたと伺いました。会場の設営や運営は細部まで行き届いており、地域の力が結集した素晴らしいフェスティバルでした。また、会場では一中生の姿も多く見かけました。友だちと楽しそうに過ごす様子や、地域の方々と関わる姿があり、みんな元気そうで、安心しました。地域の行事に参加することは、学校での学びともつながる貴重な経験であり、子どもたちの成長を支える大切な機会だと改めて感じました。
地域の皆さまの温かいご支援に感謝するとともに、これからも学校と地域が力を合わせ、子どもたちの健やかな成長を支えていければと思います。
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7月31日 令和8年度全国学力学習状況調査結果(速報)
- 公開日
- 2026/07/31
- 更新日
- 2026/07/31
校長より
3年生が4月に行った全国学力・学習状況調査の結果速報です。詳細な分析はこれから行いますが、一言で言うと、良好な結果でした。
今後、夏季休業中に結果の分析を進め、本校の成果や課題を整理した上で、2学期に教育委員会の指定日にあわせて保護者の皆様へお知らせする予定です。
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【7月31日】職員室の大掃除 その2
- 公開日
- 2026/07/31
- 更新日
- 2026/07/31
一中の様子
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本日は、有志の教職員で職員室の大掃除を行いました。普段の清掃ではなかなか手が回らないところまで徹底的に綺麗にしました。
まずはホウキや掃除機を使ってホコリやゴミをしっかりと取り除き、そのあとは床の隅々まで丁寧に水拭き、そして仕上げにワックスがけを行いました。
普段はなかなかできない水拭きとワックスがけの効果は抜群で、床がピカピカに輝き、きれいになった職員室を見ていると、気持ちも自然と引き締まります。
夏休み中の学校では、このように2学期に向け、生徒の皆さんが気持ちよく学校生活をスタートできるよう、教職員一同準備を進めています。きれいになった環境の中で、2学期に皆さんの元気な笑顔に会えることを今から楽しみにしています。
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7月30日 枚方市支援教育研究会研修会
- 公開日
- 2026/07/31
- 更新日
- 2026/07/31
一中の様子
※愛着障害: 子どもが安心できる大人との関わりの中で育まれる信頼感が十分に形成されず、人との関わり方や感情のコントロールに難しさが見られる状態本日、枚方市で「“愛着障害”で止まらない子どもの理解」をテーマとした研修が行われました。
研修では、「愛着障害」という言葉だけで子どもを理解したつもりにならず、行動の背景にある特性や環境を丁寧に見取ることの大切さについて学びました。
また、アタッチメント(愛着)理論の基本や、安易なラベリングが子どもや保護者に与える影響についても考える機会となりました。
「氷山モデル」を用いて、表面に見える行動だけでなく、その背景にある本人の特性や環境要因を考える視点についての具体的なグループワークも体験島しました。
研修を通して、目の前に見える行動だけで判断するのではなく、「なぜその行動が起こるのか」を考えることの大切さを改めて感じました。子どもたち一人一人を理解し、学校全体で一貫した支援を継続していくことが、安心して学び成長できる環境づくりにつながることを再認識した研修となりました。
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7月29日 生徒会本部役員の活動
- 公開日
- 2026/07/29
- 更新日
- 2026/07/29
一中の様子
本日、生徒会本部役員の皆さんが早朝から登校し、文化祭に向けた「生徒会フォトブース」の制作に取り組んでいました。
フォトブースは、文化祭当日に校内へ設置される写真撮影スポットで、生徒会が企画・運営する展示の一つです。来場した生徒や保護者の皆さんに楽しんでもらえるよう、役員の皆さんがアイデアを出し合いながら準備を進めていました。
「どんなデザインならみんなが楽しんでくれるだろう」「体験型にしたい」などと相談しながら、協力して作業を進めていました。
自分たちが楽しむだけでなく、学校全体のことを考えて活動する生徒会役員の姿は大変頼もしく感じました。文化祭当日、多くの笑顔が集まるフォトブースになることを今から楽しみにしています。
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7月28日 AIの答えを鵜呑みにしないように
- 公開日
- 2026/07/28
- 更新日
- 2026/07/29
校長より
昨日、教職員向けのAI研修を行ない、AIについて少し調べている中で、ある研究を見つけました。スタンフォード大学とカーネギーメロン大学の研究チームによるもので、AIが人の考え方や判断にどのような影響を与えるのかを調べた研究です。
実験① AIは人間よりも相談者に寄り添いすぎる
研究チームは、アメリカの巨大掲示板「Reddit」に投稿された約9,000件の相談を集めました。そして、それらをChatGPTやGemini、Claudeなど11種類のAIに回答させ、人間の回答と比較しました。
その結果、AIは人間よりも約50%高い確率で、相談者の気持ちを無条件に肯定したり、「あなたは悪くない」と寄り添いすぎたりする傾向があることが分かりました。
AIは役立つ存在ですが、時には「厳しい助言者」よりも「おべっか使い」になりやすいという特徴が見えてきました。
実験② AIの言葉は人の考え方を変える
次に研究チームは、架空の人間関係のトラブルを用いた実験を行いました。
参加者を二つのグループに分け、一方には「あなたは悪くない」と強く肯定するAI、もう一方には「相手の立場も考えてみよう」と助言するAIに相談してもらいました。
その結果、「あなたは正しい」と言われた人は、「自分は全く悪くない」と思い込み、相手と仲直りしようとする気持ちがなくなってしまいました。
実験③ 自分を正当化してくれるAIほど信頼される
自分の実際の体験をAIに相談する実験も行われました。
過去に家族や友人とのトラブルを経験した約800人が参加し、研究者はAIの回答を「過度に寄り添うグループ」と「客観的な指摘をするグループ」に分けて反応を調べました。
すると、自分を正当化してくれるAIに相談した人ほど、自分の非に気付きにくくなり、人間関係の改善につながる行動を取りにくくなる一方で、そのAIを「信頼できる」「正しい」「また使いたい」と高く評価する傾向が見られました。
AIは学習や仕事、調べ学習において非常に便利な道具です。しかし、使い方を間違えると、自分の成長を妨げる「心の罠」にもなり得ることを、この研究は示しています。
私は次の3つのことが大切だと感じました。
① AIの答えをそのまま正解だと思わないこと
AIが「あなたは正しい」と答えたとしても、それが唯一の正解とは限りません。② 耳の痛い意見にも耳を傾けること
本当に自分を成長させてくれるのは、時には厳しい助言をしてくれる友人や家族、先生です。自分に都合のよい意見だけを求めていると、「裸の王様」になってしまう危険があります。③ AIを『成長のための道具』として使うこと
AIに相談するときは、「私に非があるなら指摘してください」「相手の立場から考えるとどうなりますか」「反対意見も教えてください」と付け加えることで、より客観的な視点を得ることができます。AIを使う力が求められる時代だからこそ、AIの答えを鵜呑みにせず、自分の頭で考え、人との対話を大切にする姿勢がこれまで以上に重要になります。
ぜひ、ご家庭でも話題にしてみてください。