11月18日(火)5校時 2年1・2組 男子(体育)
- 公開日
- 2025/11/18
- 更新日
- 2025/11/18
学校生活の様子
+4
バレーボールの授業です。
準備運動の後、ネットを設置し、トスレシーブ練習、サーブ練習、サーブ・トス・レシーブ練習を行い、振り返りプリントに記入して授業が終わりました。
この時間は、私(校長)が50分間、授業を見学しましたので、以下の通り講評を記載します。
※写真は、上から、1.準備運動(ランニング・補強運動)、2.支柱・ネットの設置、3.トス・レシーブ練習、4・サーブ練習、5.サーブ・レシーブ・トス(手本)、6.サーブ・レシーブ・トス(練習)、7.振り返りシートの記入の7枚です。
◎きづいたところ
・チャイム着席が定着している。出席状況をていねいに確認していた。
・授業の冒頭に本時のめあて、活動等について、具体的に示していた。
・ルーティーンとしての準備運動が定着している。
ランニング、ラジオ体操第一、腕立て伏せ、腹筋運動→バレーボールで使う部位の運動を入れるとよい。
・準備運動中は、生徒の動きを注視し、目標となる動きができているかを確認する必要がある。
・バレーボールの支柱とネットの設置について、起こりやすい事故や怪我の状況等も踏まえて説明していた。さらに支柱の持ち方や立て方なども具体的に示すと、怪我の防止や施設の破損防止にもなる。
・ネットの張り方については、教員が具体的にひもの巻き方を示すなど、ていねいなアプローチが見られた。
・5分間のトス練習について
練習が終わってから、技術ポイントを伝えていた。(トスは「おにぎりの形のまま押し出す」など)→練習の前に示すと、さらにイメージを持つことができたのではないか。
・サーブ練習について
2つのサーブの重要なポイントについて、トスで示した「おにぎりの形」のように、短い指示で具体的にイメージできる指示をすると生徒は、さらにイメージをもつことができたのではないか。
確実性の高いアンダーハンドサーブを先に練習させてから、フローターサーブの練習をさせてはどうか。
サーブを打つ位置は、アンダーハンドサーブは緑の線、フローターサーブは白の線と示したが、最初にネットに近いところから打たせて、少しずつ遠くにしていってはどうか。
サーブの狙う位置について、「ネットの上の1mをねらう」「パートナーの足元をねらう」など、具体的な目標を示してはどうか。
練習中にボールの上に乗ってしまって怪我をする危険性を察知したので、素早く指示が行われた。
・生徒の練習中に全体が見える位置に立ち、全体への指示が行われていた。さらに課題のある生徒への個別指導があれば、生徒のモチベーションアップを図ることができる。
・サーブ、レシーブ、トスの練習について
練習の前に生徒をつかって手本を示させた。ポイントも明確に伝えることで、取組のゴールを意識させることができた。手本を示した生徒の自尊感情も高めることができた。
この練習の目的が、レシーブとパスのつながりをスムースに行うことであるので、確実にレシーブすることができるボールを投げ入れる必要がある。
サーブから入ると、安定性に欠け、確実にレシーブを行う確率が下がるので、ネットの近いところから、 下からていねいにボールを投げ入れて、レシーブの正確性を上げたらどうか。
↓
まずは、成功体験を数多く積ませて、成功のイメージを持たせることが大切であると考える。
・振り返りについて
バレーボールの技術を示した表面と毎時間の振り返りを示した裏面がていねいに作成されている。
表面には図を活用して、重要なポイントを示した技術の解説、段階的に示した技術レベルや到達目標、バレーボールの授業を通した心の変化など、楽しく効率よく練習を進めることができる仕かけが見られた。
裏面には毎時間の活動が明確に示され、生徒自身が考えたことや自己評価の項目もあり、授業を通した変容を意識することができる。
◎まとめ
・授業の冒頭から終わりまで、スムーズな授業展開が見られた。
・振り返りプリントなどを活用し、目標設定を行ったり、技術ポイントを意識させるなどの工夫が見られた。
・さらに確実に技術をマスターできるような、段階的練習や部分練習の創意工夫を期待する。