12月15日(月)1校時 3年2.3組 体育(女子)
- 公開日
- 2025/12/16
- 更新日
- 2025/12/16
学校生活の様子
+3
バレーボールの授業です。
パス練習、サーブ練習の後、グループごとに工夫して練習が行われました。
この時間は私(校長)が50分間、授業を見学しましたので、以下の通り、講評を記載します。
◎気づいたところ
①授業の冒頭の説明等について
・チャイム着席が定着している。あいさつで授業が開始されている。丁寧に出席状況の確認が行われている。
・授業の冒頭に「めあて」「授業内容」がわかりやすく示されている。
「6m間隔のパス練習」「サーブ練習」「グループ練習(チームで試合で勝つための練習」⇒見通しを持つ
・安全に活動を行うための指示が明確に行われている。
「使わないボールを片づける」「ボールの個数を確認する」「ボールを踏まない(捻挫・骨折等防止」など
②準備運動について(ランニング・ラジオ体操第一・腹筋運動・腕立て伏せ)
・準備運動の内容がルーティーンの活動として定着している。
・ランニングは、個々のペースで走らせていた。(列を合わせる集団行動的な活動より、個々の活動を優先)
△ラジオ体操第一は、動きの正確性や集中して行う姿勢に課題が見られた。(正確性と心拍数の上昇が必要)
③ボール投げ、レシーブ練習等について
・練習の前に、レシーブ等の手の形を確認して伝えていた。(具体的なポイントの提示)
△突き指、捻挫等の防止のため、指ほぐしや使う部位のストレッチなどをピンポイントに入れるとよい。
・ボールなげ、両手でのボールのたたきつけ、レシーブ練習が段階的に行われていた。(生徒主導で実施)
・2人のパスの間隔を明確に示していた。(ラインを活用して、6mとることを伝えていた。)
△サーブ練習と同じように個別指導を入れるとよい。
△レシーブ練習では、うまくボールをコントロールできない者もいたので、最初は3mから始めたらどうか)
④サーブ練習について
・生徒の練習から共通課題を2点発見して、適切に伝えた。
サーブの打つ位置(サーブが相手コートにとどかない者がいたので、前で打つように伝えた。)
レシーブの方法(サーブレシーブをする際の重心の位置や手の形などを再確認させた。)
・コート内を移動して、個々の様子をよく見て、丁寧に個別指導を行っていた。
☆個別指導を行う際は、常に全体が見える位置に立ち、個別指導をしながら全体も見るのがポイントである。
⑤グループ練習について
・生徒は入念にミーティングを行い、グループの課題を把握してから、必要な練習を行っていた。
(例)サーブ練習 ボールを投げ入れてレシーブ練習 円陣パスなど
・リーダーが指示したり、グループで教えあうなど、協力して取り組む様子が見られた。(生徒主導の活動)
△進行は生徒に任せながらも、教員も必要なポイントで個別指導を入れるとさらによい
☆個々の生徒に必要なポイントを一つだけ短く伝えることで、生徒の集中力を高めることができる。
△この練習が本時の重要な取組であるので、もう少し時間をとって、じっくりと行うとさらによい。
⑥本時のまとめ
・振り返りシートが簡潔に作成され、記入しやすい工夫が見られる。
実技テストの評価ポイントがABCで明確に示されている。間違いやすいプレーが図示されている。
毎時間の振り返りも本時の活動内容と振り返りが記入しやすいようにレイアウトされている。
◎まとめ
・学習規律が定着し、適切な指示や説明などが行われている。
・安全指導についての入念な声かけが行われている。
(例)パスなど狭い場所での練習は、ゆずりあうこと 足元のボールを誤って踏まないこと
ボールが他者にあたりそうな時は、「あぶない」などの声をかけること
△技術ポイントやチーム練習の講評を入れることと、個別指導を増やすことで、さらにきめ細かな授業展開が期待できる。