学校日記

1月16日(金)6校時 生徒集会(リモート)

公開日
2026/01/16
更新日
2026/01/16

学校生活の様子

今日の生徒集会は体育館の改修工事のため、放送室からリモートで行われました。


校長あいさつ

 皆さん、こんにちは。

 今年に入って、私から皆さんに話をすることは、今日が初めてになります。

 本来ですと、3学期の始業式の日に、皆さんと校門であいさつを交わして、始業式で、新年の思いを伝える予定でしたが、母が1月3日に亡くなり、できなくなりました。

 私の新年を迎えた思いは、教頭先生に代読して伝えてもらいました。


 さて、今日は、皆さんに3つのことをお話ししたと思います。

 一つ目は、「一つ一つの出来事にしっかりと向き合うこと」です。

 私事にはなりますが、私の母のことについて、少しお話ししたいと思います。

 私の母は、先日88歳で生涯を終えることになりました。

 母は、若い頃から、亡くなるまで、ずっと病気と闘う人生を送りました。

 ガン、心臓病、脳梗塞などで何度も手術を行ったり、リウマチという病気で、手足の指が曲がり食事の時に箸を持つことができなくなったり、自律神経の病気で身体が動かなくなった時期があるなど、多くの病気になりました。また、膝には人工関節も入れることになり、3年前からは、車いすの生活で寝たきりの状態が続きました。

 私が小学生の時には、6年間のうち、4年間は入院生活となり、私は主に祖母に面倒を見てもらい、妹は親戚に預けられる時期もありました。家にいても突然、夜中に救急搬送されることもよくありました。  

 その後も入退院を繰り返して、人生の5分の1くらいは、入院していたかと思います。生きてきたというより、医学の力で生かされてきた人生だったと思います。

 家の中でも病気の痛みに苦しんだり、体調が悪い状態が続いていました。見ていても、とても苦しそうな時があり、よく痛みや苦しみに耐えているなと思いました。

 そんな時、私は母に「こんなに次々と病気に見舞われて、どんな気持ちなのか」と聞いたことがありまました。母は、「なるようにしかならん」、「今、自分の身に起きている一つ一つのことに向き合っていくしかない。悲しんでいても何も変わらない」と言いました。

 世の中には、身体が屈強であったり、体力がある人などを強い人と言うことがありますが、私は、母のように病弱でも、自分の前に起きたことに腐らず、一つ一つ向き合っていく人のほうが、本当に強い人ではないかと思いました。

 皆さんの人生は、これから、まだまだ先が長いかと思いますが、決して、順調なことばかりではないかと思います。

 一つ課題が解決したら、また次の課題が降りかかってきたり、努力をしてもうまくいかないことなどがたくさん出てくるかと思います。

 そんな時、最善を尽くしながらも「なるようにしかならない」と起きたことに自然体で向き合うことが、長い人生を渡っていく、ひとつの秘訣ではないかと考えました。

 全ての物事の取り組みには、すぐに効果の出る派手なものは少ないかと思います。地道に一つ一つ積み重ねて、それを努力と考えない習慣にしていくことが大切だと思います。

 私は、母の生き方から自分の生き方に活かそうと思うものを見つけることできました。

 よく、世の中で優れた立派な人の取り組みなどを参考にすることの大切さが言われますが、私は、案外、自分の身近な人から学べることのほうが多いのではないかと思います。皆さんの近くにも、皆さんが参考になるすばらしい人がいるかと思います。そんな人をみつけて、自分の生き方に活かしてほしいと思います。


 二つ目の話は「人のためにと思う気持ちが大きな力になる」ことです。

 私は、今回、母に付き添う中で、年末年始にいろんな人と接することになりました。

 母を搬送してくれた救急隊員の皆さん、病院の医師、看護師の皆さん、最後に母を送り出してくれた葬儀会社の方々などです。

 その方々は、もちろんの自分の職業として、業務を行っているとは思いますが、その仕事を見ていて、私は、決してそれだけではないように見えました。

 それぞれの方が、母のために、そして人のために役立ちたいと思って仕事をしていることが強く伝わってきました。

 学校の先生の仕事も同じですね。先生方は、自分がこんな先生になりたいという思いととともに、皆さんの成長や変化が大きな励みや喜びになっていると思います。

 皆さんも将来、いろんな職業につくかと思います。それは、自分の夢であったり、いろんな出会いから見つかったものであったり、家の仕事を継ぐなど、それぞれの理由からだと思いますが、その時に、その仕事に対する思いの中に、人のために役立ちたいという気持ちが加われば、さらに自分の仕事を充実したものにしてくれるのではないでしょうか。

 皆さんの学校生活の中でも、人のためと思った言葉がけや行動が皆さん一人ひとりに前向きな気持ちや学校全体のやさしさにつながっていくのではないでしょうか。

 ちょっとした小さなことから意識できればと思います。


 では、最後の話です。3年生の進路に向けてです。

 3学期になり、3年生の授業を見にいくと、落ち着いて、前向きに取り組む姿勢が感じられます。

 先日、第3回目の実力テストが行われ、来週には、卒業テストがあり、2月に入ると、私学入試が始まります。

 試験は一人ひとりが受けることになりますが、私は入試は団体戦だと思います。

 日頃、一緒に授業を受けているクラスや学年の仲間のサポートが大切になります。クラスや学年の雰囲気に前向きに取り組む姿勢があると、一人ひとりの入試への集中力を高めてくれることになります。

これは、私学入試が終わった後も同じです。進路先が決まっても全員の進路が決まるまで、授業への集中力を高めることが、一人ひとりへのサポートにつながります。

 自分も頑張りながら、周りの人へどんなサポートができるのかを考えると、私は、一つ一つの授業を大切にして、全員で前向きに授業を受けることだと思います。

 第三中学校のクラスや学年など、集団で戦う意識を持って日々過ごすことで、一人ひとりの進路の希望を叶えてほしいと思います。


 では、今日の話を振り返ります。

 一つ目は、「一つ一つの出来事にしっかりと向き合うこと」

 二つ目は「人のためにと思う気持ちが大きな力になること」

 三つ目は、3年生の進路に向けて、一つ一つの授業を大切にして、全員で前向きに授業を受けること

です。


 これで今日の話を終わります。