学校日記

6月8日(月)1校時 3年1組 理科 校長授業見学

公開日
2026/06/08
更新日
2026/06/08

学校生活の様子

授業のめあては、「実験例をもとにして、水溶液の原子やイオンの変化を説明できる」です。


この時間は、私(校長)が50分間、授業を見学しましたので、以下の通り、講評を記載します。

◎気づいたこと

1.授業冒頭の取組

・チャイム着席が定着している。授業の開始時、終了時に元気なあいさつ(姿勢・礼)が行われている。

・授業の冒頭に単元計画表を回収した。単元計画表は、目標達成度を踏まえて、まとめやすい工夫がある。

・予習課題の確認も行われ、本時の授業のためのポイントが簡潔に押さえられている。押印の工夫もある。

・新たな単元計画表(2章)もすぐに配付され、次の単元に向けて見通しをもって取組めるようにしている。

・本時の取組内容も黒板に示してわかりやすく説明された。一斉、個人など、学習形態も明確に示していた。

単元計画回収、(導)予習確認 (課1)一斉 (課2)個人10分 個人ノート(1)黒板(2)(3)

・授業のめあて「実験例をもとにして、水溶液の原子やイオンの変化を説明できる」も冒頭に示していた。

2.授業内容の取組

①(導)予習確認

・まとめとして「イオン化傾向・金属原子が陽イオンになろうとする性質」⇒ポイントを簡潔に伝えていた。

②(課1)教員と生徒のやり取り ※集中力の低い生徒に声をかけて、全体に聞く姿勢を意識させた。

・冒頭に教科書P123の内容について、動画を活用して説明した。(口頭より集中して聞くことができる)

・教員と生徒の丁寧なやり取りを通して、生徒による自己解決を促していた。 

(教員)「硝酸銀の化学式は?」⇒(生徒)「AgNo3」(教員)

「電離式を書けるか?」指名をする⇒(生徒)「Ag++No3⁻」△正解した時、全員に拍手をさせてはどうか

(教員)反応前と反応後についての解説をする

(教員)「水溶液が何色になったか?」⇒(生徒)「青色」⇒(教員)「さらに?」⇒(生徒)「銅イオン」

(教員)「2つ式が書けるか?」Ag⁺→ Cu→  ⇒生徒に考えさせた(机間指導)声をかけて集中させる

(教員)指名をした生徒がわからないというので、他の生徒を一緒に考えさせて、黒板に記入をさせた。

    ⇒わからない課題も生徒間で交流させて、自己解決させていた。(教員もうまくサポートしていた)

 教員の魔法の言葉「まちがっても気にしない、誰かが助けてくれる」⇒緊張せず、チャレンジできる

(教員の解説)「つまり・・・ポイントを示す」⇒AgよりもCuの方がイオンになりやすい(考察すること)

③(課2)生徒の一人学習・班活動 ※今回は小さな学習プリントを配付して、3問にチャレンジさせた。

・タブレットから離れて、アナログの良さを生かして、じっくりと考えさせた。

・教員から多くのキーワードやポイントについて口頭で伝えられた。

 「水溶液を化学式になおす」「説明できたら理解できている」「化学式を電離式にして、一つ一つ整理する」

 「化学は目に見えないので、文字だけでわからないことをイラスト、モデル図などを活用する」

 「文章を読んで、結果がどうなっているのかを図に書いていく」

                        ↓

 段階的な取組のポイントや大切なキーワードなどのいくつかは黒板に書いて見える化を図ってはどうか

・一人ひとりの状況に応じた、丁寧な個別指導が行われていた。

 全員の取組内容を見て、理解度を確認して、共通の課題などをわかりやすく示していた。

 集中力の低い生徒にも何度か声をかけて、学習に向かう姿勢をとらせていた。

 生徒の疑問に丁寧に寄り添い、教えすぎず、生徒の自己解決を促す声かけをしていた。

・班学習の後、指名した2名の生徒に黒板に記入をさせが、2人の教えあいを通して、課題解決を図らせた。

・教員の解説も教員が整理して伝えながらも時折、生徒のやり取りを通して、興味関心を高めていた。


◎まとめ

①見通しをもった丁寧な教材づくり(単元計画、ポイントを明確にした予習課題、明確な課題設定など)

②生徒の理解度を把握した取組の改善(生徒の興味関心や理解度を把握し、その都度、軌道修正している)

③個に応じたねばり強い個別指導(説明後は、必ず全員の取組状況を見て、個に応じた声かけをしている)


※写真1:班学習と教員の解説
 写真2:単元計画と振り返り
 写真3:教員の解説
 写真4:生徒の黒板への記入と教員の指導
 写真5:学習課題の配付
 写真6:生徒間の教え合いによる課題解決