学校日記

6月3日(火)1校時 1年1組 数学

公開日
2025/06/04
更新日
2025/06/04

学校生活の様子

 文字式の計算の取り組みです。

 この時間は、私(校長)が50分間、授業を参観しました。

 以下のとおり、講評をまとめました。


◎きづいたところ

・チャイム着席、あいさつの定着 ・生徒との関係が良好で、穏やかな会話が行われていた。

①1分30秒テスト

・冒頭に行うことで、生徒は数学の授業への集中力を高めることができる

・ペアで採点を行い、教員が解説をしながら、手際よく説明をしていた。(満点の者への賞賛の声かけ)

②めあての提示

・「数量を文字を使って表すことの良さを理解し、式で表すことができる」を大きく示していた。

・めあてを示してから、「文字って何?」と生徒に問いかけ、生徒にめあてについての興味づけを図った。

・生徒の疑問や興味を引き出す問いかけややり取りが随所にあり、生徒が気軽に発言できる雰囲気がある。

③めあてについての設問

・日常生活や学校生活などを題材に生徒の興味を高めている。絵やイラストなどを使って、物語風に展開され、生徒は説明をよく聞いていた。(集中力が高まった)

・問題について、ペアで話し合わせることで、さらに興味を深めさせることができた。

・話し合わせた内容について、生徒を指名して発言させた。その後、「もうちょっと説明できる?」とさらに深堀りすることで、他の意見も出て、交流を発展させることができた。

・さらに表を示して、学んだことについて、いろんなパターンを示すことで、一つのことを活用できることを示した。最後は、「文字式」というキーワードに落とし込んだ。

④算数の振り返り問題

・算数の学習も活用し、3つの問題に取り組ませた。生徒は静かに集中して問題に向き合っていた。

・教員の解説の時、文字式の計算で、単位には( )をつけることを示した。理由も考えさせてから、(円)が入った文字式に取り組ませた。→単位について、しっかりと意識することができた。

・文字式の計算などで使われるb a xなど、アルファベットの正しい書き方を徹底させた。(ミスの防止)

⑤班学習

・4人班で、学習プリント、まとめノートなどに取り組ませた。生徒は静かに問題に向き合い、今日、学んだことを活用して、多くの問題にチャレンジすることができた。→学習理解を深める

・生徒は、自分で取り組みながら、班で気軽に交流をしていた。疑問点などがあれば、教員の指示がなくても生徒間で解決しようとしていた。

・教員の机間指導も丁寧に行われ、全員の取り組み状況を確認して、個に応じた指導を行っていた。

 (じっくりと付き添って解答まで見守る生徒、キーワードだけを示す生徒、賞賛の声かけなど)

・新しい振り返りプリントを配付し、生徒に振り返りを行わせた。

⑥まとめの活動

・最後に学習プリントの中の大切なポイントを説明した。(4③)

 「文字式は何かにあてはめて式をたてる」ことを示した。

◎気づいたところ

①学習規律の定着(メリハリのある生徒への対応)

・雑談などで興味を引き出し、気軽に発言できる雰囲気がある。生徒の発言にも一つ一つ丁寧に答えている。

・課題に取り組ませる時は、静かに集中させている。

②わかりやすい説明(一つ一つ段階を確認しながらの説明)

・全体説明、個別指導などのアプローチで個々の生徒の理解度を確認するなど、学力向上の視点がある。

③教材の工夫(学習プリントや問題の工夫)

・単元計画(学習の見通しを持たせている)、振り返りプリント(ABC評価や文書表記など)の活用

・日常生活や身近な題材の活用や、学んだことをさらに深めさせる問題の提示