学校日記

6月10日(火)2校時 2年4組 数学

公開日
2025/06/10
更新日
2025/06/10

学校生活の様子

授業のめあては「3つの式を分けて考えて、連立方程式を使って解くことができる」です。
この時間は、私(校長)が50分間、授業を参観しましたので、以下のとおり、講評をまとめました。

◎きづいたこと
・チャイム着席の定着し、あいさつで授業を開始されている。
①1分間テスト(今回は、内容が少し難しいので2分間で実施)
・生徒は集中して取り組んでいた。
・教員と生徒のやり取りを通して、丁寧な解説が行われていた。(生徒の気づきを促す声かけ)
(例)教員「何かをかける」生徒「4をかける」 ・ 教員「たすか? ひくか?」生徒「ひく」など
②単元計画の記入
・時間ごとに丁寧に作成されてあり、生徒は見通しをもって学習に取り組むことができる。
③めあての提示(「3つの式を分けて考えて、連立方程式を使って解くことができる」)
・めあてだけでなく、連動する教科書とテーマも示していた。(P48 A=B=C)⇒取組がより明確になる。
・めあてを伝えてから、めあてに関する問題をすぐに紹介した。(めあてを踏まえて、すぐに取り組める)
④問題の解き方の解説(今までの学習を踏まえて、今日行うこと(=がつく)を伝えた。)
1.x+y=3x−2y+20=25について、x+y=25をピックアップした。
2.3x−2y+20=25を付け加えて、連立方程式をつくる。
3.連立方程式を解いていく。
4.2つの式の条件をそろえる。20を移行させて、x+y=25 3x+2y=5にする。
5.ここからどうするかを生徒に聞いて、x+y=25を2倍して、2x+2y=50を導き出した。
6.2x+2y=50 3x+2y=5にして、x=11⇒(x.y)=(11.14)を導き出した。
※段階を踏まえて、一つ一つ生徒の理解度を確認しながら、解説が行われた。
⑤問題のポイントの確認
・連立方程式の形を変えることを踏まえて、新たな組み合わせを紹介した。
(例)A=C B=C ・ A=B B=C の二つを示してから、生徒にもう一つあることを伝え、考えさせた。教員と生徒のやり取りを通して、A=B A=Cを導き出した。生徒から「そういうことか」という声が聞こえた。(教員の説明だけでなく、会話のやり取りで生徒に答えを導き出させることができた。)
⑥問10(2問)の取組
・説明したことについて、2問を示し、生徒に取り組ませた。(解きやすい1問を選ばせ、動機づけを図る)
・一問目は、A=B B=Cが活用でき、
二問目は、A=C B=C ・ A=B B=C ・ A=B A=Cが活用できることを示した。
⑦班の取組
・学習プリントが配られ、本時のまとめとして、方程式4問、チャレンジ課題1問が示された。
・生徒は集中して取り組んでいた。まずは、一人学習が中心に行われ、その後、自然に生徒間の交流が始まった。班の中だけでなく、他の班の生徒とも活発に交流が行われた。
・教員は、丁寧に机間指導を行っていた。一人一人の学習状況をしっかりと見て、きめ細かなアドバイスをしていた。特に気になった生徒には、ねばり強くアプローチを続け、解答へのプロセスを一つ一つ確認しながら、生徒に答えを導き出させていた。(生徒は達成感を持つことができた。)
⑧振り返りの記入
・めあて、理解度(ABC)、振り返り内容、取り組み姿勢(ABC)など、生徒自身の気づきがわかりやすい。
⑨まとめ(本時の取組の大切なポイントが2点示された。)
1.連立方程式に変えるところから始める。 
2.ABCから2つ選び、さらにABCから違うものを2つ選ぶ⇒2つの式から連立方程式をつくる。
◎最後に
・きめ細かな教材の作成、段階を踏まえた丁寧な説明、個々に応じた適切な指導の3点が踏襲されている。