6月19日(木)1校時 3年2組 数学
- 公開日
- 2025/06/19
- 更新日
- 2025/06/19
学校生活の様子
授業のめあては、「分配法則や乗法公式を使って、根号をふくむ式の計算ができる」です。
この時間は、私(校長)が50分間、授業見学をしました。
以下の通り、講評を記載します。
◎気づいたところ
①本時に取り組む内容の説明
・チャイム着席が定着している。
・授業の冒頭に本時に行う式の計算(分配法則や乗法公式を使った根号を含む計算)を丁寧に説明をした。
・その中で、「√ の同じものが2つ揃うと√ がとれる」ことをキーワードとして示した。
②学習プリントの配付
・授業の目標「分配法則や乗法公式を使って、根号をふくむ式の計算ができる」が先頭に示されていた。
・上記で説明した内容が学習プリントにポイントを押さえて記載されていた。
・冒頭に説明した「例2」を踏まえていくつかの問題が用意されていた。(学習理解を深めることができる)
③自由進度学習の取組
・生徒は、様々なスタイルで学習課題に向き合っていた。
1人学習(19.5%) 2人ペア(45%) 3人グループ(19.5%) 5人グループ(16%)
・スタイルごとの学習方法に特徴が見られた。
1人学習⇒学習プリントの他にも「ノートの記入」「ワークの活用」「タブレットとノートの活用」など
2人ペア⇒解き方の相談、ポイントの確認、教え合い(双方ではなく、教える者と教えられる者)など
3人グループ⇒2人が交流し、1人は見ている。または、2人が交流し、1人は自分で取り組むなど
5人グループ⇒2人が問題に向き合い、3名は2人の取り組みの様子を見ている。または、個別に取組む
※考察:交流は、2人までが多く、3人以上になると、1人学習をする者が出てくるのではないか。
・教員の机間指導がていねいに行われていた。(生徒との会話のやりとりにきめ細かな配慮が見られた)
(例)確認(「そうそう」など、生徒が取り組んだ内容を肯定的に捉え、誉めたり、自信をもたせる)
指摘(間違ったり、解き方につまづいた場合、ポイントを指摘し、前段階に戻ったり、確認させる)
気づき(ポイントだけ伝えて、生徒自身が気づくのを待つ⇒できると賞賛の声かけを行う)
発展(生徒が理解できると、類題などを示し、さらなる学習理解の定着を図る)
④教員の説明
・机間指導で発見した生徒の共通課題などを全体で確認した。
・解き方のプロセスを一つ一つていねいに確認し、間違いやすい点などは、立ち止まって、じっくりと説明が行われた。
・授業の冒頭で示した「√ の同じものが2つ揃うと√ がとれる」ことを再度確認し、学習理解を深めた。
⑤新しい学習プリントの取組(新しい学習課題を示し、再度、自由進度学習に取り組ませた)
・教員が説明したり、前半の時間に取り組んだ内容の定着を図るための問題が多く提示された。
・前半の学習(③)に比べ、学習スタイルに変化が見られた。
1人学習(25%) 2人ペア(62.5%) 4人グループ(12.5%)
前半に比べ、2人ペアが増え、1人学習と合わせて、77.5%になった。
※考察:生徒は、少ない人数の交流(2人)が最も効果があると、体感したのではないか。
・生徒は積極的に教員に質問をしていた。(前半の学習時より、生徒の学習意欲が高まったように感じた)
考察:教員が対応できる生徒には限界があるので、生徒間の教え合いなどを発展させる方策などはどうか。
⑥まとめの取組
・(3√2+10)(√2+1)の問題をピックアップして、三度、「√ の同じものが2つ揃うと√ がとれる」ことなど、問題を解くための方法の確認が行われた。
◎まとめ
・生徒に積極的に学ぶ姿勢が見られる。教員も一人ひとりに対して、課題を見極め、丁寧に対応していた。