今日、2学期の終業日を迎えました。
　非常に寒く、体調への配慮により、放送で終業式を行いました。

（以下、校長講話より一部抜粋）
「今日からちょうど10年前、1人の男子高校生が自ら命を絶ちました。大阪にある桜宮高校男子バスケットボール部のキャプテンだった生徒の話です…
　（中略）
　生き続けるのは、知識や技能だけではなく、心の力が必要です。皆さんには、粘り強い、強い心を身につけて欲しいと思っています。樹木に例えるなら、どんな強風にも耐えられる力強い根っこのような強さを身につけてください。ですが、ここでもう一つ大切な力を身につけて欲しいです。それは、「逃げる力」です。本当に苦しい時、家の中が苦しい時、友達といるのが苦しい時。命より大切にしなければならないものはありません。逃げることが、生き続ける手段ならば、全力で逃げてほしい。バスケ部のキャプテンは、逃げる場所がなかった…

　もし今、このように苦しんでいる人がいるなら、逃げていいんです。校長室を逃げる場所の一つに入れてください。いつでも扉を開けて待っています。冬休み中も、命を大切に、しっかり生き続けてください。
　1月10日の始業式、皆さんと会えることを楽しみにしています…」

　明日から、冬休みです。
　生徒たちには、家族との時間を大切に、有意義に過ごして欲しいと思います。