第56回入学式を挙行しました。
- 公開日
- 2025/04/08
- 更新日
- 2025/04/08
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4月7日(月)に入学式を行いました。
天候にも恵まれ、緊張感の中にも暖かさを感じる式典となりました。
新しい一年生とともに枚方中学校の教育を進めてまいります。
ご理解とご協力をお願いいたします。
以下に、入学式式辞の抜粋を掲載いたします。
令和七年度 第五十六回入学式 式辞
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
ようこそ枚方中学校へ。先生たちは君たちが入学されるのを心待ちにしていました。君たちがこの学校で、先生たちとともに学ぶ中で、「この先生に出会えてよかった。」「この学校に来てよかった。」と思えるように、精一杯、君たちと関わり、教え、ともに学んでいきたいとおもっております。
これから、二つお話をします。
一つ目の学ぶことについて、君たちに問いを出します。
君たちは何のために学ぶのですか?
自分のやりたいことを実現するために学ぶ、学び続けるとおもいます。それでは何を学ぶのでしょうか。中学校では9教科それぞれに専門の先生が授業を行います。例えば、社会は、歴史、地理、公民の三つの分野についてそれぞれ教科書があり、それぞれの学びには、君たちに身につけてほしい、知識や考え方があります。知識の習得だけでしたらオンラインやアプリでも習得は可能ではありますが、考え、深めることについては浅いものになることが多いです。ここに学校で学ぶ意義があります。自分と違う考えに触れることです。他の人と対話をして、自分とは違う考え方や思いに気づいていくことで、自分の良さや改善点が見えて来て、自身の成長につながる。
二つ目のお互いの幸福wellbeingについてです。
「他人の不幸の上に自身の幸福をつくることはしない。自己の幸福とは他の人の幸せの中にある。」これは、ロシアの文豪、トルストイの言葉であり、このような意味合の言葉は、様々な人が語っている大切な倫理観です。例えば、ことわざに「情けは人のためならず。」があります。このことわざは情けをかけることは、その人のためにならないとらえる人がいますが、意味は「情けをかけることは、まわりまわって、自分に返ってくる。」ということです。君たちが周りの人に自分から声をかける、気を遣う、思いやるなどの行動をすることで、きっと君たちもまわりから声をかけられ、一人の人として尊重されることでしょう。そうなって初めて、本校の校訓である「人間尊重」が実現します。
このように枚方中学校において、自分はなぜ学ぶのかという問いを持ち、調べ、
分析し、発表などの行動をして新たな問いを見つけるという探究的な学びを通し
て、自分自身を磨いていってください、そして自分のことだけでなく、自分の身
の回りや、社会をよくする人になってほしいと思います。枚方中学校の先生たち
とともに取り組んでいきましょう。
新入生178名のこれからの活躍を心からお祈りしまして、わたくしの式辞と
いたします。
枚方中学校 校長