令和7年度 式辞
- 公開日
- 2025/04/07
- 更新日
- 2025/04/07
学校の様子
本年度より校長として着任した葉山 秀樹です。
枚方市立長尾中学校よりやってまいりました。招提北中学校での重責の任命を賜り、身が引き締まる思いです。
足りない部分はあると思いますが、保護者の皆様や、地域の皆様のご協力のもと、精一杯取り組みたいと思います。
以下は入学式の式辞を掲載いたします。
式 辞
91名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
そして、公私とも、ご多用中にも関わらず、駆けつけてくださったご来賓の皆さまに深く感謝申し上げます。
保護者の皆さま、本日はお子さまのご入学誠におめでとうございます。これから3年間、職員一同全力で皆さんの成長を支えていけるよう努力してまいります。本校の教育活動へのご理解とご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、新入生の皆さん、今日からは招提北中学校の一員となります。中学の3年間で多くのことを学んでいくでしょう[その中の一つに「仲間づくり」があります。「友達」よりも「仲間」をつくることを様々な場面で意識してほしいのです。
そこでまずは、友達の定義と仲間の定義を皆さんにお伝えします。友達とは、その人といるとお金がもらえるといったような利害関係がなく、一緒にいると居心地の良い存在です。友達はいたら幸せかもしれません。でも友達は、いろいろなしがらみがあり、自分の時間もたくさん奪われるかもしれません。そう考えると、友達はいなくても困るものではありません。
一方、仲間とは、同じ目標を共有し、その目標に向かって努力し、ともに歩む人です。ある意味利害関係も生じます。例えば、部活動の試合に勝つことをめざす部活動仲間、文化祭を成功させようと力を合わせる仲間、そして、仕事仲間など、夢に向かって切磋琢磨する人であり、お互いを高め合う人です。
マーケティング戦略家の森岡 毅さんは、「まずは自分のやるべきことに一所懸命になり、目標を追求すると、同じ方向を向く仲間が見えてくる。そして、一度信頼関係を築いたならば、目標を達成したあとも、その仲間がかけがえのない友達にもなってくれるだから、友達はいなくてもいいが、仲間はつくるべきだ。」と言っています。
これからの3年間で是非、「仲間」を見つけてください。そして、何かに本気で打ち込み、ともに歩む経験をしてほしいと思います。その経験が皆さんの人生を豊かにし、未来の可能性を広げることと信じます。
さあ、これから新しい出発です。皆さんの成長を楽しみにし、今日のお話が皆さんの成長の上で何かのヒントとなり、輝かしい未来への門出となることを祈念し、式辞といたします。
令和7年4月7日
枚方市立 招提北中学校長 葉山 秀樹