最新更新日:2024/05/12 | |
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生徒集会(校長講話)
「自ら問いを立てて生きるとはどういうことか?」
みなさんと一緒に考えてみたいと思います。 先日、人材派遣会社「デューダ」の方とお話しする機会がありました。この方がおっしゃていたことが印象的でした。就職の面接の際、誰かから問いを与えられて、その問いに対する答えを探す学習をしてきた人と、問いそのものを自ら探して学習してきた人とでは、全く違うとのことでした。今、企業が求めているのは「問いそのものを自ら探すことのできる人」だそうです。 では、「自ら問いを立てる学習」というのは、どういうことだと思いますか? 数学の問題で、例えてみたいと思います。「−2×−3」という問題があったとします。どのように計算しますか?同符号の掛け算は、答えが「+」になり、2×3なので答えは「6」です。与えられた問いは、「−2×−3」で、答えだけを探す人は「6」となる計算方法を学習します。「なぜ?」と聞かれても、「そうやって計算するって教わったから」と答えるでしょう。この人の学習は、ここで終わりです。しかし、自ら問いを立てることができる人は「なぜプラスなんだ?」と問いそのものを自ら立てることのできる人なんだと思います。 数学を例えに話をしましたが、このような学習は、日々の積み重ねです。みなさんには、問いを自ら立てるような学習の仕方をして欲しいと思います。テストの点数や成績では測れない力が、その中にはあります。みなさんが生きるこれからの時代は、予測困難な社会であり、このような力が特に求められるとも言われています。 今日は、「自ら問いを立てる」という話をしました。 |
枚方市立第四中学校
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