校内研修「あたたかな人間関係を育てる学級経営」
- 公開日
- 2021/11/23
- 更新日
- 2021/11/23
学校の様子
22日(月)『あたたかな人間関係を育てる学級経営〜偶発的領域としての「クラス会議」〜』と題して、夏に引き続き、上越教育大学 教職大学院 赤坂真二教授に、zoomによるオンライン研修を行っていただきました。
「学級経営の充実が求められる背景」と
「共生と協働のための習慣形成を目的とした『クラス会議』の具体」
について、講義をしていただきました。
○学級で必要な人間関係とは、全員と友達や仲間になることではなく、「好き・嫌い」を超えて、共に協働し課題を解決する関係。他者の価値を尊重し、それぞれの短所や失敗を許容する関係性。成熟したコミュニティ形成(自治的活動)が、学級経営の出発点であり、過程であり、最終的なゴール。
○非認知能力の育成が重要(社会情動的スキル)
・目標の達成(忍耐力・自己抑制・目標への情熱)
・他者との協同(社交性・敬意・思いやり)
・感情のコントロール(自尊心・楽観性・自信)
○クラス会議の目的は「共同体感覚」の構築
・自分のことだけを考えるのではなく、他の人にも関心をもっていること
・「他の人の耳で聞き、他の人の心で感じる」ことで相手の立場に身を置き、自分を相手と同一視し、共感することが共同体感覚の基礎
○共感性は【最強の学力】
教師主体の計画的な学級経営から「あたたかさ」と「できることを増や(す)」しながら、「クラス会議」などを通して【共生と協働の文化】を形成し、児童主体のいい意味での偶発的な出来事が生み出されていくようにしていく。
教師主導のマニュアルと管理では、本当の感動は生み出せない。
子どもたち自身で、ホスピタリティ(主体的な思いやり)を創造的に発揮できるような学級(コミュニティ)になるように、さだ小教職員一丸となって取り組んでまいります!