〔研修報告〕【EDIX Osaka】日本の学校教育はどこに向かうのか?〜工藤勇一氏・岡田武史氏・木村泰子氏が語る教育〜
- 公開日
- 2026/10/14
- 更新日
- 2026/10/14
学校の様子
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「EDIX Seminar 大阪 2026」にて、教育アドバイザーの工藤勇一氏、FC今治高校里山校校長((株)今治・夢スポーツ代表取締役会長)の岡田武史氏、大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子氏による特別講演「日本の学校教育はどこに向かうのか」が開催され、参加しました。
登壇した3氏のディスカッションからは、変化の激しい現代社会において、これまでの「一律・管理型教育」から「子ども主体の教育」へと変革することの重要性が強く語られました。
一律揃える教育から「自己決定」と「対話」の場へ
FC今治高校里山校を開校した岡田氏は、四国巡礼や雪山でのイグルー作りといった実体験を通じて、想定外の事態に立ち向かい「自分で考えて決めさせる」指導の実践事例を紹介いただきました。教員が指示して揃えるのではなく、カオスの中でも対話を重ねることで、生徒自身が主体的に学校づくりに向き合う変化が生まれるとおっしゃっていました。
「人権が守られ、安心して息が吐ける学校」づくり
木村氏は、従来の集団一律の評価を疑問視し、「すべての子どもが安心して居られる場所」をつくることの大切さを訴えられていました。指示・命令に従わせる「静」の授業から、子どもが主語となり、一人ひとりのありのままを受け入れて対話し合う「動」の授業へとシフトすることが、本当の意味での学びにつながると強調されました。
時代遅れの管理教育からの脱却
工藤氏は歴史的背景に触れ、明治以降の欧米型一斉指導や集団を管理する教育モデルの限界を指摘されました。文部科学省の学習指導要領の見直しや次期方針にも言及しつつ、「指示に従わせる自主性」ではなく「自らの人生の舵取りができる主体性」を育む教育への移行が必要であると述べられました。
まとめ:学校教育は未来の社会をつくる
講演を通して共通していたのは、「教員が指示し管理する学校」から、「子ども一人ひとりが自己決定し、違いを受け入れながら失敗から学ぶ学校」へと変革すべきだという強いメッセージでした。不確実な未来を生きる子どもたちにとって、学校が「子どもと共につくる安心の場」となることが今まさに求められているのだと感じました。
(オープニングには、大阪府教育長 水野氏と 工藤氏との対談でした。たいへん貴重な時間となりました。本校学校運営にも活かしていきたいです!)
