空いた時間を有効に(3年生)
- 公開日
- 2024/06/03
- 更新日
- 2024/06/03
学校の様子
5時間目に3年生の教室を見にいきました。
そのクラスはどうやらテスト中のようでしたが、よく見ると、漢字のドリルに取り組む子や計算ドリルに取り組む子、iPadを開いている子もいます。やってることは違いますが、どの子も集中して黙々と取り組んでいます。
テストの時間は決まっています。早くできる子もいれば時間をたっぷりかけて考える子もいます。できた人からテストを提出して、自分で決めた課題に取り組んでいるようです。
中でもタイピングの練習をしている子が多く見られました。枚方市は市全体として「タイピング選手権」を開催するなど、子どもたちのタイピング能力向上に向けてさまざまな取組を行っています。
そのことが功を奏して3年生でも驚くほどタイピングが速い子がいます。これは貸与されたiPadを使えばいつでもどこでも自分のペースで取り組めるので、興味のある子はどんどん速くなっていきます。
また、ある子は「スクラッチ」というプログラミングに取り組んでいました。その子が見せてくれたのは上から絵が落ちてきてそれをくっつけて消すゲームでした。「え?これ〇〇さんが作ったの?」と小声で(テストしている人もいるので)聞いてみると嬉しそう頷いています。3年生の子がかなりしっかりとしたゲームを自作できていることに驚きました。
一人1台端末が教育現場に導入されてから、子どもたちは個別に自分の興味関心に従って取組を進めることができるようになり、それぞれの得意分野において飛躍的な活躍を見せることもあります。反面、使いすぎによる近視の進行への懸念やルール違反によるトラブルも報告されています。何事もバランスが大事ですし、そのバランスを取るために学校では使用のルールも設けています。そのルールをしっかりと守ることが成長の鍵であり、自身を守ることにつながると思います。
ICT機器は鉛筆やハサミ、下敷きと同じであくまでも「学習の道具」です。その道具を正しく使いこなせるように指導をしていきたいと思います。