7月22日(月)北河内地区教育長協議会研修会(特別回)
- 公開日
- 2025/07/22
- 更新日
- 2025/07/22
学校の様子
本日午後、
東京大学大学院薬学系研究科 教授 池谷 裕二 氏を講師としてお迎えする北河内地区の研修会に参加しました。
演題は、
「脳から見た教育・学習 〜脳とやる気と生成AI〜」です。
【「良い子」とはどんな子?】
池谷教授のご講演では、冒頭に
「親や先生が望むことを、望み通りにできる子が“良い子”ですか?」
という問いかけがありました。
私たち大人は、ともすると“指示通りに動ける子”を良い子と捉えがちですが、教授は
「大人に依存する子ではなく、大人を必要としない子ども」
の育成こそが、これからの時代に求められる姿であり、「自立」「自律」した子どもの育成こそが大人の使命であることを強調されました。
【子どもにとって本当に必要なこととは?】
「馬を水飲み場に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という、ことわざをご紹介され、大人が子どもに対してできることは、“良い環境を整える”ことであるという視点が示されました。
脳科学的な観点からも、子どもにとっては、
・「知りたい!」という好奇心を刺激されること
・学ぶことを楽しいと感じること
・熱意や前向きさ、笑顔や陽気さが引き出されること
などが、学びの原動力となり、子どもの学びには「内発的動機づけ」——自ら学びたいという気持ちが何より大切だということを改めて教えて頂きました。
文部科学省が掲げる「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」の理念にも通じる内容であり、
本校としても今後ますます、子どもたちの
・「ワクワク感」
・「心を奪われるような学び」
・「夢中になる体験」
を大切にした学校づくり、学級づくり、授業づくりに取り組んでまいります。