今日は芸術鑑賞会の日。『“WA”楽器でブチ上げる』パフォーマンス集団TRAinnovationが迫力満点の演奏を披露してくれました。津軽三味線・和太鼓・尺八・バイオリンを使った圧倒的なパフォーマンスは子どもたちの心を鷲掴みにし、あっという間に体育館はライブ会場と化しました。演奏以外で心に残ったのは『個性と自分勝手は違う』という言葉でした。多様化を認めることが重要視されるこのご時世にあって、個性と自分勝手を混同している人は多いのかもしれません。今日のようなパフォーマンスは、各自が自由に好き勝手に演奏しているように見えるかもしれませんが、『芸能の世界では、みんなで合わせて合わせて、その先にやっと個性のカケラが生まれる』のだそうです。基礎練習の反復の先に、そして周囲と調和することを理解したその先に個性が生まれる“可能性“があるというふうに解釈しました。

鑑賞後の子どもたちからは『楽しかった』『足の先まで音が響いてきた』といった声を聞きました。子どもたちにとって、貴重な体験になったと思います。