学校日記

第41回伊加賀小学校卒業証書授与式 3月18日

公開日
2024/03/18
更新日
2024/03/18

学校の様子

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風が強く、肌寒い日でしたが、たくさんの保護者の方、地域の方に送り出していただくことができました。証書授与では、卒業生の素敵な笑顔がはじけていました。また5・6年生の呼びかけは、たくさんの想いや感情があふれ、大変気持ちのこもった感動的な時間でした。
卒業生のみなさん、ご卒業本当におめでとうございます。


校長式辞【一部抜粋】

日に日に春の訪れが感じられる今日のこのよき日に、ご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席を賜り、枚方市立伊加賀小学校第四十一回卒業式を挙行できますことに、心から感謝申し上げます。

百名の卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
保護者のみなさま、お子様のご卒業おめでとうございます。


さて、卒業生のみなさん

今、手にした卒業証書は、みなさんの六年間の努力の積み重ねが認められた証です。そして同時に、いつも温かく見守り、励まし、育ててくださったご家族や、陰から支えてくださったPTAのみなさん、登下校の見守りをはじめ、助けてくださった地域のみなさん、その他、たくさんの人たちのお力添えが実った証でもあります。どうか、お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れることなく、これからも頑張ってください。


今年の六年生の目標は「HERO」でした。「HELP助け合い」「ENCOURAGE励ます」「RESPECT尊敬」「OPEN-MIND広い心」をめあてに走り抜けた一年間でした。

授業中、班や学級で考えを交流する時は、お互いに意見を戦わせたり認め合ったりしていましたね。これは、お互いの「RESPECT尊敬」がないと絶対にできないことです。
また修学旅行では、「OPEN-MIND広い心」でお互いに心を開き、仲間と支え合いながら、真剣に平和について考えたり、全力で楽しんだりするみなさんの姿はつい昨日のことのようです。そして運動会。この大きな行事が成功したのも、みなさんが最後まで「HELP助け合い」、「ENCOURAGE励まし合った」からこそです。


『こだまでしょうか    いいえ だれでも 』


これは、職員室前に書き続けた、金子みすゞさんの詩の中の一つ「こだまでしょうか」という詩に出てくるみすゞさんの言葉です。思えばこの六年間、元号が「平成」から「令和」に代わり、新型コロナウイルスという誰も経験したことのない感染症が生活を一変させました。あたりまえな日々はこうも簡単に失われるのかという経験もしました。今、みなさんの顔を見ながら、あたりまえの素晴らしさと喜びを噛みしめています。

その一方で、世界を広く見渡すと、戦争や災害などで、今こうしている時も、あたりまえでない生活を強いられている人々はたくさんいます。

「おはよう」っていうと「おはようございます」っていう
「大丈夫?」っていうと「大丈夫!」っていう
「ありがとう」っていうと「ありがとうございます!」っていう
みなさんは私にすてきなこだまをいつも笑顔で返してくれました。

たった一言で、人は傷つくし、たった一言で、人は微笑みます。自分がやさしく話しかければ、きっと相手も、おだやかに答えを返してくれることでしょう。どうか、仲間と支え合いながら、困ったときには家族や地域のみなさんの助けも借りながら、素敵な世界を、未来を、創ってください。やさしいこだまを作り出せるみなさんが望めば、必ずかなうはずです。


さあ、卒業生のみなさん、旅立ちの時です。
自信を持ち、胸を張り、笑顔で伊加賀小学校を巣立ってください。
みなさんの前途に幸多かれと心から願いまして、私の式辞といたします。


令和六年三月十八日
枚方市立伊加賀小学校長 高嶋 珠希