10月29日(水)15:10〜 避難訓練(地震・火災)
- 公開日
- 2025/10/29
- 更新日
- 2025/10/29
学校生活の様子
今日は、地震と火災を想定した避難訓練を行いました。
地震発生の放送で、机の下に身体を入れて、身を守り、その後、玄関前の広場に集合しました。
集合後、私(校長)から以下のような講評を行いました。
・校長講評
皆さん、今日は校内で地震や火災が発生したことを想定した避難訓練を行いました。
放送や先生の指示を聞いて、約5分で迅速に集合することができました。
自分でもしっかりと判断して行動することはできたでしょうか。
私たちにとって、一番身近に感じる大きな地震としては、2018年6月18日に発生した、大阪北部地震があります。その時、1年生の皆さんは幼稚園、2年生は小学校1年生、3年生は小学校2年生だったと思います。その時のことを覚えているでしょうか。
その時、私は、枚方中学校で校長をしていました。地震が起きた時は、朝の8時頃で、校長室にいましたが、ものすごい揺れを感じました。壁に面した棚などは転倒防止フックがしてあったので、倒れてくることはなかったのですが、天井が破れて、上から物が落ちてくるのではないかという恐怖を感じました。すぐに机の下に入り、揺れがおさまるまで待ってから、登校してきた生徒をグランドに集めて、出欠確認をして、教育委員会からの指示を待ちました。途中で小雨が降ってきたので、体育館に移動し、保護者の方に生徒を迎えに来ていただき、午後2時頃に全校生徒が下校することができました。幸い、その時は、落ち着いて対応することができたので、怪我人などは出ませんでした。しかし、その後が大変でした。さらに大きな地震が起こる可能性もあったので、私は学校に1週間ほど寝泊りをしました。破損個所の点検や今後の対応などに追われた日々を思い出しました。
皆さんも、いざという時の行動について、日頃から考えているでしょうか。
大きな地震が起きた時は、その後、大きな火災も起きることがあります。
地震については、まずは自分の身体に物が落ちてこないかを判断することが大切です。
室内にいても、とっさにグランドなどの障害物のない広い場所に移動できる時は、すぐに動くことが重要です。
しかし、その時間がない場合は、机やテーブルなどの下に入って、落下物から身を守ることが必要です。
また、火災についても、実際に火が身体に燃えうつって命を落とすことだけでなく、煙を吸い込んで、命を落とすこともあります。
煙は上にいく性質があるので、火災時に避難する時は、身体を低くして、煙を吸い込まないようにハンカチや手のひらで鼻と口をおおって移動することが大切です。
今日の自分の行動を振り返っていざという時、自分がどのように行動するのかを、なるべくシンプルに決めておいてほしいと思います。
今日は、迅速に行動することができました。これで講評を終わります。