10月31日(金)3校時 1年3組 国語 初任者教員 研究授業
- 公開日
- 2025/10/31
- 更新日
- 2025/10/31
学校生活の様子
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昨日に続いての初任者教員研究授業です。
今日も枚方市教育委員会から2名の方が来校され、授業参観と指導助言をしていただきました。
本校の教員も多数、授業参観をしました。
故事成語(「蛇足」「漁夫の利」「五十歩百歩」「四面楚歌」)を題材にタブレットパソコンを活用して、四コマ漫画を作成します。
この授業は私(校長)も50分間、授業を見学しましたので、以下の通り、講評を記載します。
◎気づいたところ
・チャイム着席が定着している。
・授業の開始時と終了時に、姿勢を正して、しっかりとあいさつが行われていた。
・授業の冒頭にルーティンワークとして、漢字ノートの取組が定着している。毎時間行うことで、漢字の習得への効果だけでなく、国語の授業に向けて、集中力を高めることができている。
・冒頭に授業のめあて「自分と他の人の四コマ漫画を比較して、自分の考えを深める」→いろんな取組を通して、授業の最後にめあての活動を行うことができた。
・「四コマ漫画の取組」の説明がていねいに行われ、活動時間(20分)がじっくりと設定されていることで、生徒は、落ち着いて課題に向き合うことができていた。
生徒は、それぞれ個性あふれる作品を仕上げており、興味深さが感じられた。
・生徒の活動中には、ていねいな個別指導が行われていた。
生徒の近くに寄り添い、生徒と同じ目線でタブレットに向き合う姿が多く見られた。(生徒との視点共有)
前回の授業を休んだ生徒に対しても、生徒が前向きに取り組めるようにねばり強くサポートをしていた。
・生徒が四コマ漫画を作成しやすいような書式や段取りの説明などがタブレット上に用意され、取組のプロセスを確認しながら、仕上げることができていた。
・20分間の取組では、主に個人で作品に向き合う時間が多かったが、他の生徒と教えあう場面も見られた。
・完成した生徒には、黒板に用意された4つの故事成語(「蛇足」「漁夫の利」「五十歩百歩」「四面楚歌」の欄に記入させることで、生徒の興味関心を共有することができた。
△20分の取組の後、スクリーンショットの取組に入ったが、3分間で完成させる予定が6分間かかった。
この時間をスムーズに行うことで、その後の交流の時間をじっくりととることができたのではないか。
・班での交流・発表では、スムーズに進行させるために「生徒の名前の50音順」で説明させるなどの仕かけが見られた。
・生徒は自分の作品について、熱意をもって伝えていた。自分が仕上げたものへの自信が感じられた。
・生徒に単元計画表を示して、本時の授業が単元の4つめの授業であることを意識させていた。
そのことで、振り返りの内容についても、毎時間のつながりを理解しながら、記入することができた。
◎ポイント
①ICTを活用した生徒の興味関心を高める教材の提示
ICTのメリットを最大限活用して、生徒が楽しく授業に取り組むための教材が用意されていた。
個々が楽しく取り組むだけでなく、完成後の交流や発表、情報共有など、さらに活発な授業展開が期待できる。
②授業の展開や流れを明確に示した授業づくり
日頃の授業から、めあてや授業計画を明確に示して、生徒に見通しをもって、授業に取り組ませている。
学習プリントにも目的や取組のプロセスなどがわかりやすく示されているので、ゴールを意識することができている。
③個々の生徒の状況を見極めた、ていねいな個別指導
多くの生徒に声をかけて、生徒の理解度を確認したり、個々への適切なサポートを心がけている。
◎まとめ
・授業の開始→漢字ノート(ルーティンワーク)→教員の説明(めあての提示)→生徒の取組(個別指導)→生徒間交流→振り返り など、授業の流れが明確で、教材を工夫して多くの活動が行われている。
・さらに生徒がシンプルに取り組むための工夫(ICTや課題学習等)を取り入れて研鑽を深めてほしい。