学校日記

12月12日(金)1校時 通級指導教室

公開日
2025/12/12
更新日
2025/12/12

学校生活の様子

通級指導教室での授業です。


教員と生徒がマンツーマンで実施します。


冒頭に今後の予定表の作成を行ってから、集中力を高めるための2種類のメソッド(テニスボールを活用)に取り組みました。


その後は、生徒の課題に応じたスキルアップのメニューが実施されました。


この時間は私(校長)が50分間、授業を見学しましたので、以下の通り講評を記載します。

◎授業内容について

・生徒の課題を見極め、つけさせたい力を明確にして、緻密に授業計画が作成されている。

 予定表作成、集中力強化メソッド(テニスボール)、ジャグリング(テニスボール)、スキルアップメニュー(記号の変換・回転パズル・記号さがし・穴の位置・記号の位置確認・聞き取り課題(何が一番))

・黒板に授業のルールや本時の活動内容を示し、取組の見える化が図られている。

・教室内が整理整頓され、学習課題や掲示物などが、わかりやすく提示されている。(興味関心意欲の向上)

◎生徒へのアプローチについて

①常に笑顔で会話のキャッチボールが行われている。

・生徒との会話のやり取りを大切にして、常に笑顔でアプローチすることで、生徒に安心感を持たせている。

・「できた!」「おしい!」など、賞賛と激励の声かけをねばり強く行い、生徒の集中力を維持させている。

②指摘事項も笑顔でユーモアを交えて伝え、最後は、生徒の成功体験で完結させている。

・生徒が失敗したり、取組がうまくいかない時も気分が落ち込まないようにやさしくアプローチしている。

・取組を重ねて成功した時は、「すばらしい!」「よくがんばった!」など、成功体験を実感させている。

③生徒の気づきや素朴な疑問などを見逃さず、賞賛の声かけで自尊感情を高めている。

・(例1)ジャグリングで生徒がボールを投げる適切な位置を発見した時⇒いいところに投げられている。

・(例2)ルービックケージで生徒が斬新な方法を見つけた時⇒「こんな形があるのか」「すごいな!」

◎まとめ

①常にゴールを意識して教材が提示され、生徒のその日の状況を見極め、適切に軌道修正が行われている。

②コミュニケーションを大切にし、笑顔と賞賛の声かけをベースにスモールステップの視点で接している。