6月6日(金)1校時 3年4組 国語
- 公開日
- 2025/06/06
- 更新日
- 2025/06/06
学校生活の様子
授業のめあては「良い点、悪い点を整理し、自分の立場を明確にして文章に表す」です。
この時間は、私(校長)が50分間、授業を参観しましたので、以下のとおり、講評をまとめました。
◎きづいたところ
・チャイム着席が定着している。(授業前に教員が教室に待機している。)
①「意味調べ」の学習プリントについて
・授業の冒頭に「意味調べ」の学習プリントを返却し、「白黒をつける」ことについて、生徒の誤解を解き、「文章の意味合いで、どのように使われているかを確認すること」など、取組の目的を明確に示した。
②オクリンクの活用について
・オクリンクを活用し、3分間で他の生徒の取組内容を確認させた。その後、だれの取組内容が参考になったかを指名して答えさせた。「取組内容の良いところを誉める」「視点の違いを指摘する」「自分の言葉をつかっていることを誉める」など、美点凝視の視点で、生徒の自尊感情を高める声かけが行われた。
③音読について
・学習班で取り組ませていたが、班の構成時に、微調整をして、うまく班わけが行われた。
・班で順番に音読が行われたが、音読を行う生徒は、しっかりと発声し、他の生徒も文章を目で追うなど、班で協力して取り組む姿勢が見られた。
・音読を行っている生徒が、間違ったり、読みかたがわからない時なども他の生徒がスムースにフォローしていた。
・音読が終わった後も静かに元の席に移動する様子が見られた。
・教員が音読した内容について、解説を行い、「未完」などのキーワードを明確に示していた。
・色ペンを一本出させて、キーワードの線を引かせ、その中でさらに重要な語句をチェックさせるなど、これから行う学習プリントの取組への意識づけが行われた。
④学習プリントについて 1
・音読の取組の中で、意識した「科学的な思考力」と「柔軟な想像力」について、まとめさせた。予め、音読とキーワードに線を引く取組が行われていたので、スムースに考えることができた。
・机間指導で、個々の取組をしっかりと見て、丁寧にアドバイスをしたり、質問を受けた。
・近くの生徒間で、まとめたことを交流させた。「正解より、どのへんだと思ったのか」など、気軽に交流できる問いかけが行われた。
⑤ホワイトボードについて
・教員が黒板に「科学的な思考力」と「柔軟な想像力」について、丁寧に解説を行った。その内容を学習プリントにまとめさせた。(生徒は静かに取り組んでいた)
・このポイントを踏まえて、「タブレットの活用」についてのメリット、デメリットを自分で考えさせ、学習プリントにまとめさせた。→まずは、一人学習で、じっくりと自分の考えをまとめさせた。
・その後、班で交流させ、班としての考えをホワイトボードにまとめさせ、黒板に貼らせた。
・教員は、いろんな意見のポイントを伝え、多くの考えがあることを示した。ホワイトボードの内容は、生徒のタブレットパソコンに送信された。(多くの情報を参考に、自分の考えをまとめることができる)
⑥学習プリントについて 2
・最後に自分の考えについて、「よい点」「悪い点」のどちらの立場で主張するかをまとめさせた。
この時間に学んだり、考えたりしたことについて、しっかりとまとめることができる素晴らしい取組である。テストの形式で書かせることがさらに良かった。
・メリット、デメリットなどについて、黄色、緑のカードを活用した取組は、見える化を図ることができた。
・次の時間に、このテーマで討論会を行うことを伝えた。(さらなる動機づけを図ることができる)
◎まとめ
・学習規律が定着し、学びの方向性が明確に示され、生徒が興味をもつ教材の工夫も見られた。