6月9日(月)1校時 1年2組 数学(少人数)
- 公開日
- 2025/06/09
- 更新日
- 2025/06/09
学校生活の様子
授業のめあては「×÷を使わないで式を表すことができる。代金を表す数量を式で表すことができる」です。
この時間は、私(校長)が50分間、授業を参観しましたので、以下のとおり、講評をまとめました。
◎気づいたところ
・授業が始まる前に入念に授業準備を行い、チャイム着席、あいさつがしっかりと行われている。
①1分間テスト(文字式など)
・授業開始後、すぐに実施することで、生徒の数学の授業への集中力を高めていた。(生徒は集中していた)
・2人組で採点をさせ、教員が答えを伝えて、丁寧に補足説明をしていた。
②振り返りテスト
・先週行った学習内容を確認するため、5つのルールを踏まえた振り返りテストが行われた。
・タブレットや教科書を見て、取り組んでよいことを示すことで、じっくりと考える姿勢を促した。
・5つのルールを確認するため、10の設問が用意された。いろんなパターンの問題が用意され、⑥⑦の類似性を示すなど、生徒が興味をもって取り組める仕かけが見られた。
・一問10点で合計100点になることを伝えることで、生徒の学習意欲と集中力を高めていた。
・一問ずつ問題を提示し、その都度、問題を解かせることで、十問を示してから、短いインターバルで解答の提示と解説に入ることができた。
・解答の提示と解説では、一問ずつ、5つのルールを確認しながら、解答へのプロセスを押さえながら、じっくりと説明が行われた。
・生徒からの質問にも丁寧に対応し、その都度、学習理解を図っていた。
・生徒は、集中して課題に向き合っており、顔を上げて、教員の動きをしっかりと見て、話を聞いていた。
生徒は、正解したら喜んだり、間違うと悔しがるなど、しっかりと学ぶ意欲が感じられた。
・解答と解説を伝えた後、生徒の理解度を確認した。
何点とることができたかを、100点、90点、80点など、10点ごとに挙手させて、誉めていた。
70点の生徒には、間違った3問について確認し、間違いやすいポイントを全体にフィードバックした。
③めあての取組
・ホワイトボードにわかりやすく、めあてを示していた。
めあて「×÷を使わないで式を表すことができる。代金を表す数量を式で表すことができる」だけでなく、教科書のどこにあるのかもわかりやすく示していた。
・めあてをノートに記入させて、前回の5つのルールに加えて、本時は一つルールが増えることを伝えた。
・めあてについての例題を黒板に示して、カラーリングやレイアウトなどを工夫し、わかりやすく伝えた。
今までの取組を振り返りながら、新たなポイントを示す(今日からは・・)など、学びの積み上げがスムーズに行われていた。(しっかりと振り返って、新しい内容を意識することができる)
解説の際も教員から生徒への一方通行にならないように、生徒との会話のやり取りが多く行われていた。
・その際、「×÷ははぶく +−は残す」と大切なポイント(キーワード)をしっかりと意識させた。
・さらに、それらについての問題を示して、挑戦させることで、学習理解の定着を図った。
④班学習
・学習プリントを配付して、本時に学んだことのまとめとして、いくつかの問題に向き合った。
問題の左半分が復習、右半分が本時の内容など、ポイントを明確に示し、学びの積み上げが行われている。
・丁寧な机間指導が行われ、生徒への熱意が感じられ、大切なポイントもしっかりと伝えられている。
(例)「数字が先 文字は後」「かけ算は横並び」「上÷下」など
⑤振り返り
・めあて、理解度(ABC)、振り返り内容、取り組み姿勢(ABC)など、生徒自身の気づきがわかりやすい。
◎まとめ
・わかりやすい教材作成(学習理解の工夫)と丁寧な個別指導(個に応じた対応)で学習意欲を高めている。