7月1日(火)2校時 3年1組 英語
- 公開日
- 2025/07/01
- 更新日
- 2025/07/01
学校生活の様子
NETと英語科教員2名による授業です。
授業のめあては、「新作スイーツを実演販売するために、スイーツの特徴やおすすめポイントについて、事実や自分たちの考えを整理し、質問やリアクションを入れながら、スキット(寸劇)をすることができる」です。
この時間は、私(校長)が50分間通して、授業を見学しましたので、以下の通り、講評を記載します。
◎気づいたところ
・チャイム着席が定着している。あいさつの指導も行われている。
・授業の冒頭に英語で振り返りプリントの回収が伝えられた。(他にも英語による指示が多く見られた。)
1.課題の提示、教員と生徒との交流
①「Project 1 新作スイーツの提案について」これから行うことが明確に伝えられた。
②NETとのプレゼンテーションを生徒に見せることで、取組の見える化を図った。(生徒はよく見ていた。)
③どんな内容であったのか、すぐに近くの生徒と交流させた。(NETのおすすめのスイーツに結びつけた。)
④NETおすすめのスイーツの説明が表現豊かで素晴らしかった。(見た目と中身の違いもうまく伝えられた。)
⑤味もよくするため、外国のお菓子に「抹茶」「プリン」「きなこ」などの日本のフレーバーを加えることで、味わいが深くなることもうまく伝えられた。⇒今回の取組に直結することを意識させることができた。
⑥さらに日本のフレーバーにはどんなものがあるか、生徒間で交流させ、多くの答えを引き出せた。
(例)Anko・Miso・Wasabi・ginger・rice cake・sour・saity・umami ⇒実際に発音も行わせた。
⑦味に関する単語についても生徒間で交流させ、活発な意見交換が見られた。
(例)sweet・bitter・spicy・sour・saity・umami ⇒ここでも実際に発音も行わせた。
⑧食感にもどんなものがあるのかも生徒間で交流させた。(いろんな切り口で交流を深めさせた。)
(例)crunchy・cructy・sticky・fluffy・creamy ⇒発音も行わせた。
※これらの取組を通して、多くの答えを生徒から引き出し、今回の取組のモチベーションアップが図れた。
2.学習プリント(「Project 1 新作スイーツの提案について」)の取組⇒カラフルで興味深い内容
①今回の取組のめあてがわかりやすく伝えられた。
②「設定」「形式」「小道具」「評価」「予定」など、取組の段取りがきめ細かく説明された。
③各班で同じ課題に取り組むのではなく、班ごとに担当する国が違うことが興味深い。(他の取組も見れる。)
④担当する国をくじで決めた。⇒予想と違う国を担当することになるなど、興味を深める仕かけが見られた。
⑤まなびポイントを活用して、班ごとにまとめる欄が設定されるなど、ていねいなアプローチがされていた。
⑥今日のゴールもわかりやすく示されていた。(各自で調べる→何のスイーツをベースにするか決める。)
⑦交流のポイントとして、店を出す国の人が好きな食感や味、名物、言語などを調べ、日本の好みに合わせたものをつくることが示された。
(1.⑤ 外国のお菓子に日本のものを加えることにつながる内容)
3.教員の各班へのアプローチ
①生徒はインターネットなどで情報を収集したり、生徒間の交流を通して、課題に取り組む中、教員は各班の様子をよく見て、班ごとの課題に応じた適切なアプローチをしていた。
(例)ブラジルを題材にしている班には、ココナッツに合う日本の食材(さっぱりしたもの)を探させるなど、教員が答えを言うのではなく、生徒主導の活動にうまくサポートをしていた。
(例)中国を題材にしている班には、生徒が、飲茶、ゴマ団子、小籠包など、中国の食材と何を組み合わせるのか考えていた時、ある生徒の「イチゴを使いたい」という言葉から、「イチゴ大福」の活用につなげさせた。
※生徒は調べ学習、生徒間交流、教員とのやり取りなどを通して、少しずつ、イメージを具体化させていた。
◎まとめ
・学習プリントで伝えられた興味深い取組を通して、生徒に多くの活動に取り組ませることができている。
(例)調べる、交流する、生み出す、表現する、伝えるなど、各国の特徴を引き出し、日本につなげている。
・ていねいな個別指導を通して、班ごとの課題や方向性などを確認させ、生徒主導の活動をうまくサポートし、生徒に達成感をもたせている。→モチベーションアップできる声かけやサポートをしている。