7月7日(月)4校時 2年4組 英語(少人数)初任者研究授業 学年別研究授業
- 公開日
- 2025/07/07
- 更新日
- 2025/07/07
学校生活の様子
この時間は、初任者研究授業が行われます。また、3校時に引き続き、2年生の学年別研究授業としても実施されます。
枚方市教育委員会からも2名の指導主事の方が来校され、授業を見学されました。
授業のめあては、「自分のレベルに合わせて、Scene2の音読をすることができる」です。
この授業は、私(校長)が50分間、授業を見学しましたので、以下の通り、講評を記載します。
◎よかった点など
・チャイム着席が定着している。あいさつをしっかりと行わせている。
・教員と生徒の会話ややり取りが活発に行われ、フレンドリーな雰囲気がある。
・授業の冒頭に「授業のめあて」をわかりやすく示している。
①歌の練習
・歌のテンポについて、生徒に問いかけ、標準のテンポで歌うことになった。(生徒のニーズを把握し対応)
・ホワイトボードに示した英文の歌詞の上に日本語の仮名を示していた。(独自の工夫→慣れるとなくす)
②単語の音読(2人ペア)
・2人ペアで、テンポよく単語を発音していた。生徒の積極的な姿勢が見られた。
教員も何人かの生徒とやり取りをするなど、理解度を確認していた。
③Reading Check
・教員の声に合わせて、全体で練習が行われた。生徒は大きな声で発音していた。
・読み終わってから、教員が2点、注意するところを確認した。→ 2人ペアで取り組む際、意識できる。
・「Lesson4 Scene2 Reading Check」の学習プリントがわかりやすく作成されている。
授業の流れ(ステップ①~④)、目標設定(Level.1~4)が明確で、手順に沿って、一つ一つ目標に到達することができる。(次のLevelに到達するごとに達成感をもつことができる。)
・ペアごとにていねいに声かけや評価が行われていた。⇒もっともよいところ
(例)生徒がわからない単語を補足する。間違いやすいポイントを指摘する。(THE a →ジと発音する)
生徒ができるまでねばり強く待ち、目標に到達させる。できた時にはねぎらいの声かけをしていた。
・生徒は、課題に積極的取り組み、ペアで協力する様子が見られた。最終課題のLevel.4を達成した生徒の表情に充実感が見られた。
④振り返り活動
・スタディプラン自己評価シートを活用し、毎時間の取組について、ポイントを押さえて振り返らせていた。
◎あるとよい工夫点
・評価をする時、ペアごとにていねいな対応が行われていた。その際、評価をするペアだけでなく、全体の生徒の状況を把握するため、教室の後ろの空き空間に教員の机と椅子をセットし、評価を受ける生徒はその場所で受けさせると、評価をしながら、全体の生徒の取組状況も見ることができる。
・評価は、一組ずつしかできないので、待ち時間が長くなることがある。その際、評価の順番がくるまで、Reading Checkに継続して取り組ませることも必要ではあるが、あらかじめ別課題も示しておくことで、集中して、待ち時間の活動に取り組ませることができる。
Level.4に到達したペアに配布した学習プリントをあらかじめ配布しておくことで、25分間の活動時間をさらに充実したものにすることができる。
◎その他、工夫してほしい点
・Reading Checkの時間に25分間(最終的に35分間取り組んだ)かけて、じっくりと一つの課題に取り組ませることも効果があるが、テンポよく多くの活動を展開することで、生徒の集中力を維持することができる。一つ一つのメリハリのある活動が増えると、さらに授業に活気が生まれることが考えられる。
・教員と生徒とのやり取りの場面など、なるべく英語をつかって説明するなど、英語の含有量を増やすことで、生徒間での英語の使用頻度が増え、英語に触れる機会が増えることが期待できる。
◎まとめ
・入念な指導案作成や生徒への課題設定など、ていねいな準備が行われていた。きめ細かな個別指導も行われ、一人ひとりに寄り添う姿勢も見られた。さらに多面的なアプローチなどの工夫改善を期待する。