学校日記

東日本大震災発生から10年

公開日
2021/03/11
更新日
2021/03/11

お知らせ・緊急連絡

今日で東日本大震災が発生してから10年が経ちました。その日、枚方市では午前中に卒業式が行われ、午後からは在校生が部活動を行っていた中、遠く離れた枚方市でさえ、わずかな揺れを感じたことを覚えています。その後、テレビを通して震災の事実を知ることになりましたが、その様子は私たちが想像していたものをはるかに超えるものでした。
被災地では、今までの日常が一変し、テレビを通して見た避難所の様子も不安・悲しみ・辛さ・恐怖・・・そんな言葉だけでは説明がつかない様子でした。そんな暗いニュースばかりの震災から4日後、少しでも明るい気持ちになって欲しいという願いから、小学生4人が「ファイト新聞」という壁新聞を発行しました。
子どもであっても、社会の一員としてできることがある。子どもたちの、今、そこにいる1人として、役立ちたい。できる事をしたい。誰かに言われたわけでない本物の行動だったことが多くの人の心に響き、大きな希望になったはずです。
震災により、私たちが失ったものは、計り知れない、大きなもので、現在も多くの課題が山積していると聞いています。一方で、そんな中でも大人だけでなく、子どもも含め、力を合わせ課題を乗り越え、前に進んできたな様々な事実もありました。
多くの悲しみがあった分、今生きている私たちが、その様々な事実を踏まえ、未来に向けた力に変えていかないといけない。これからも毎年迎える「3・11」を、そんなことを改めて考える1日にしていきたいと思います。